脱毛サロンを開業するには様々な備品が必要になりますが、中でも高額なのが業務用脱毛器です。機種によって価格は全く異なりますが、どれだけ安くても1台あたり100万円以上かかります。

もし中規模以上の脱毛サロンを開業する場合は複数台の業務用脱毛器を導入することも考えられますが、当然マシンの導入費用も倍増。何かとお金がかかる開業時には痛い出費ですよね。

そこで今回は「安いのに抜ける」、おすすめの高コスパ脱毛器を5機種紹介します。「できるだけ費用を抑えて性能の高い脱毛器がほしい!」という方はぜひ最後までご覧ください。

※以下の記事では、200万円以下の機種に限らずおすすめの業務用脱毛器をランキング形式で紹介。本記事に掲載されていないマシンも多数掲載しています。興味のある方は、ぜひ下記のバナーから詳細をチェックしてみてください。

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マシンへの投資は無駄ではない!

後ほど安くてコスパの高いマシンを紹介していきますが、これから業務用脱毛器を購入する上でまず知っておいていただきたいことは、「業務用脱毛器への投資は無駄ではない」ということです。

脱毛サロンを成功する秘訣はいくつかありますが、絶対に欠かせない条件の1つが「十分な効果を出してお客様に満足してもらう」ということです。

大前提として、脱毛サロンは同じお客様に何度も足を運んでもらうことで利益を生み出すビジネスです。長期プランを契約して最初に多額の料金を支払ってもらうこともありますが、それも複数回利用してもらうという前提の上に成り立っています。

しかし、肝心の脱毛効果が表れなければ、当然リピートしてもらえる確率は下がります。Googleマップなどで低評価レビューを付けられ、新規顧客まで減ってしまうことも考えられるでしょう。そのような事態を防ぐためには高性能な脱毛器が必須であり、そのための投資は決して無駄ではないという認識を持つことが重要です。

業務用脱毛器の価格相場はどれくらい?

次に業務用脱毛器の価格相場について解説していきますが、実は機種によって本体価格は全く異なります。家庭用のリーズナブルな脱毛器を省いて、最安値レベルはおよそ100万円前後、反対に最高値レベルだと500万円を超える機種もあります。

以前は250万円〜350万円ほどの業務用脱毛器が多かったのですが、年々平均的な価格相場は下がってきており、ここ数年で登場した機種の多くは250万円を下回っています。

もちろん安ければいいというわけではありません。

最近登場したばかりの最新機種とはいえ、「安いだけで脱毛効果はいまいち…」という脱毛器も決して少なくないのが現状です。いくら安くてもそれだと意味がないので、今回は安さと性能を両立した業務用脱毛器に絞っておすすめを紹介していきます。

1位:CLEAR/SP-J(クリアエスピージェイ)

本体価格 ランニングコスト
1ショットあたり
保証期間
188万円 1ショット0.18円 2年間

有名メーカーのカスタム脱毛器

1位のCLEAR/SP-Jは老舗美容機器メーカーであるNBSが製造・販売している業務用カスタム脱毛器です。

もともとはCLEAR/SP-efという人気モデルを取り扱っているのですが、本体価格がさらにリーズナブルに。ハイスペックな機能はそのままで、非常にコストパフォーマンスが高い機種になっています。

また、NBSは導入実績が豊富なメーカーであり、それだけ信頼性が高いということになります。業務用脱毛器の中ではリーズナブルな部類であるとはいえ、非常に高い買い物であることには変わりありません。

絶対に失敗しないためには、マシンだけでなく、メーカーの実績も判断材料の1つに加えるべきだと言えるでしょう。

とにかくサポートが充実!

開業準備や経営に関して、担当スタッフが親身になってサポートしてくれるというのもCLEAR/SP-Jの大きな魅力の1つです。

  • 物件や内装の相談
  • スタッフ育成
  • 資金調達

など、具体的な内容を挙げるとキリがありませんが、実務経験のあるスタッフが丁寧に支えてくれることで、独立の経験がない人でも安心して開業に踏み出すことができます。

セルフ脱毛にもおすすめ

近年人気が高まっているセルフ脱毛サロン。お客様が自分自身で脱毛するスタイルの脱毛サロンで、新型コロナウイルスをきっかけに急激に需要が高まっていますが、CLEAR/SP-Jはもともとそのようなセルフ脱毛サロンの導入を前提として開発されたようです。

  • 高い脱毛効果
  • 痛みを最小限に抑える冷却機能
  • 場所を取らないコンパクトサイズ

など、業務用脱毛器として基本的な要素を抑えつつ、初心者でも抵抗なく扱えるような簡単操作が特徴です。画面ロック機能によって、万が一トラブルが起きた時のリスクも最小限であるため、通常の脱毛サロンにも、セルフ脱毛サロンにもおすすめです。

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2位:CUBE DUO PRO(キューブデュオプロ)

本体価格 ランニングコスト
1ショットあたり
保証期間
198万円 1ショット0.46円 1年間

2種類の脱毛モードでムラなく綺麗な脱毛を実現

キューブデュオプロは単発式のIPLモードと連射式の蓄熱モードを切り替えて使用できます。

IPLモードはパワーが高いため、男性のヒゲのような太く濃い毛にもしっかりと脱毛効果を与えられます。蓄熱モードは素早く連射が可能なため、全身脱毛の際の施術時間短縮に繋がり、お客様の負担を軽減できるのが特徴です。

ヒゲのような濃い部分はIPLモードを使用し、それ以外の部位は蓄熱モードと使い分けることで、全身を漏れなく綺麗に脱毛しやすいのも大きなメリットです。

子供でも安心して脱毛を受けられる

キューブデュオプロにはレベルを3段階で調整できるキッズモードが搭載されています。そのため、肌が敏感で通常の業務用脱毛器では刺激が強すぎて施術を受けられない子供でも、問題なく脱毛ができます。

さらにキューブデュオプロには冷却機能が搭載されているため、熱を持った肌に対するケアが充実しており火傷が起こる心配はほとんどありません。子供に安心して脱毛をしてもらえるというのは、キューブデュオプロの特徴の1つです。

フェイシャル専用のハンドピースを搭載

キューブデュオプロにはフェイシャルケア専用のハンドピースが搭載されています。キューブデュオプロのフェイシャルケアでは、以下のような症状に対してアプローチできます。

  • シミ
  • くすみ
  • シワ
  • リフトアップ
  • 赤ら顔
  • ニキビ

脱毛だけではなく、美肌効果のある施術を行えるというのは、顧客の拡大に繋がります。集客において大きな強みとなるポイントでしょう。

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3位:ClearSkin NEO(クリアスキンネオ)

本体価格 ランニングコスト
1ショットあたり
保証期間
150万円 1ショット0.19円 1年間

6つの脱毛モードで様々なお客様に対応

クリアスキンネオには以下の6つの脱毛モードが搭載されています。

  • 全身脱毛
  • ヒゲ・VIO
  • キッズ
  • 色黒(乳輪等)
  • セルフ
  • 予備

毛の固さや濃さは人によって異なります。さらに部位によって抜けづらい箇所や皮膚が薄く刺激に弱い箇所などがあります。

脱毛モードを切り替えることで、お客様に合わせて適切なレベルで照射できるため、効果を実感してもらいやすいです。さらに肌トラブルも起こりづらいため、安全に施術ができるというメリットもあります。

NEO方式でムラが少ない脱毛を実現

NEO方式とはクリアスキンネオならではの独自技術であり、「SHR方式(連続照射)」と「IPL方式(単発照射)」を組み合わせた技術です。

連射式の業務用脱毛器は、出力を最後まで維持しなければいけないという課題がありました。NEO方式はSHR方式の照射スピードとIPL方式のパワーを兼ね備えた方式であるため、連続で最後まで出力を下げることなく照射可能です。

これによって施術のムラが起こりづらく、お客様に仕上がりが良いと感じてもらいやすいです。

エステ機能で女性にも高い満足感を与える

クリアスキンネオには「光フォト」と「バストケアE-light」という2種類のエステ機能が搭載されています。

光フォトは通常のフォトフェイシャルの5倍の効果があるといわれている施術であり、シミやニキビといった肌トラブルに対して効果が期待できます。バストケアE-lightは温熱効果によって、脂肪組織をほぐして、ハリとふっくらさを両立したバストに近づけられる施術です。

両方とも女性にとって非常に嬉しいサービスであり、新規顧客の獲得が見込めるのは大きなメリットでしょう。

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4位:LIGHENCE2(ライエンス2)

本体価格 ランニングコスト
1ショットあたり
保証期間
136万円 1ショット0.2円 1年間

高速脱毛によって施術にかかる時間が短い

ライエンス2は1秒10ショット照射することが可能です。これは他の業務用脱毛器と比べても早く、施術にかかる時間を大幅に短縮できます。

毛質によっても異なりますが、全身脱毛でも最短15分で施術が完了します。従来の脱毛方式だと、1時間以上かかることも珍しくありませんでした。今までの数倍の速さで施術を完了させることができます。

早く施術を終わらせることができれば、短い時間で多くのお客様に対応できます。その結果、脱毛サロンの売上向上にも繋がるでしょう。

幅広い毛質に対応

ライエンス2は2つの施術モードが搭載されています。

  • 高速連射モード:OPT方式
  • E-Lightモード:IPL+RF方式

高速連射モードは先ほど述べたように1秒に10ショット照射できるだけではなく、メラニン色素をターゲットにしないという特徴もあります。そのため、金髪や産毛のような色素が薄い毛にも対応できるのが特徴です。

E-LightモードはIPL方式とラジオ波を組み合わせたものであり、太く濃い毛を脱毛しつつ、美容効果も期待できます。

2つのモードで幅広い毛質に対応しているのも、ライエンス2の大きな特徴でしょう。

高い冷却機能で痛みが少ない

脱毛には痛みが伴う場合もあります。それが原因で脱毛を諦めてしまうお客様もいるでしょう。

しかし、ライエンス2はヘッドの温度を-10℃まで冷却することができます。これによって痛みを大幅に軽減することが可能です。痛みを軽減するのはもちろん、お客様に快適に施術を受けてもらうためにも冷却機能は欠かせません。

-10℃という高い冷却機能を有しているライエンス2であれば、お客様はストレスを感じることなく施術を受けてもらえるでしょう。

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5位:OLTREDUE(オルトレドゥエ)

本体価格 ランニングコスト
1ショットあたり
保証期間
198万円 1ショット0.1円 3年間

痛みが少ないS.S.C.M.方式

現在出回っている業務用脱毛器の多くは連射式のSHR方式か、単発式のIPL方式のいずれかですが、オルトレドゥエは「S.S.C.M.方式」という独自の脱毛方式を取っています。

特徴は肌に専用ジェルを塗布し、そこにクリプトンライトという特殊な光を照射するという点です。そうすることで、肌にかかる負担を最小限に抑えて脱毛することができます。

また、施術にかかる時間も従来の脱毛に比べると短くなっているため、SHR方式に近い脱毛方式だと言えるでしょう。

コンパクトな卓上サイズ

他の業務用脱毛器にもいえることではありますが、しっかりと効果を発揮するにも関わらず、卓上に収まるコンパクトなサイズ感もオルトレドゥエの特徴です。

脱毛器は当然施術室に設置することが一般的ですが、施術室には他にも何かと多くの備品を置きますよね。特に施術室そのものがあまり広くない物件においては、このコンパクトなサイズ感は意外にありがたいメリットとなります。

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おすすめ業務用脱毛器の比較表

機種 本体価格 ランニングコスト
1ショットあたり
保証期間
CLEAR/SP-J 188万円 0.18円 2年間
CUBE DUO PRO 198万円 0.46円 1年間
ClearSkin NEO 150万円 0.19円 1年間
LIGHENCE2 136万円 0.2円 1年間
OLTREDUE 198万円 0.1円 3年間

 

こうして比較してみると、今回紹介した5機種で価格の差はそこまで大きくありません。強いて言えば「CUBE DUO PRO」の本体価格・ランニングコストが若干目立ちますが、それでも業務用脱毛器全般の中ではリーズナブルな部類です。

しかし、それでも2位に選出したのはそれだけ性能が優れているためです。総合的には「CLEAR/SP-J」が最もおすすめですが、予算が限られている場合はこれらを中心に、最終的に購入する業務用脱毛器を選んでみてください。

業務用脱毛器が高い理由

ちなみに、業務用脱毛器はなぜこれだけ高いのでしょうか。

近年は専門知識がない人でも自宅で簡単に脱毛できる家庭用脱毛器の人気が高まってきていますが、高くてもせいぜい10万円台。もちろん性能は全く違いますが、桁が違うほど高額になるのには以下のような理由があります。

  • 脱毛器本体の開発・製造費
  • サポートにかかる人件費
  • 広告宣伝費

脱毛器本体の開発・製造費

1つ目の理由は当然、業務用脱毛器の開発や製造に多額のコストがかかるということです。

安全、かつ脱毛効果を発揮するために、脱毛器は細かいパーツが無数に使われています。機種によっても異なりますが、一流メーカーは上質なパーツをいくつも使っているため、その分本体価格も上がります。

サポートにかかる人件費

今や脱毛器メーカーが購入者の開業や経営を支援するのは当たり前のサービスとなっていますが、基本的にそのようなサポートは無料。となると、その分の人件費は脱毛器の価格に反映されることになります。

そのため、必ずしも当てはまるわけではありませんが、本体価格が高い業務用脱毛器はアフターサポートも充実している傾向にあります。

広告宣伝費

最後は広告宣伝費です。

これもメーカーによって異なりますが、様々なメディアを駆使して大量の広告を配信しているメーカーも珍しくありません。中には芸能人を起用してプロモーション活動を行っているケースもありますが、それにも費用がかかり、本体価格が高騰する原因となります。

中古の業務用脱毛器はあり?

できるだけ購入費用を抑えるために、中古の業務用脱毛器を検討している方もいらっしゃるかもしれません。しかし、以下のような理由から、中古の業務用脱毛器はおすすめできません。

  • メーカー保証が適用されない場合が多い
  • 本体に問題があるリスクがある
  • メンテナンス費用がかかり、結局費用がかかるリスクがある
  • モデルが古く、性能が低い場合がある

もちろん上記のようなトラブルが必ず起きるわけではありませんが、決して低くないリスクを孕んでいることから、購入する際はくれぐれも慎重に検討するようにしてください。

まとめ

今や様々なメーカーから数え切れないほどの業務用脱毛器が販売されていますが、本当に安くて性能が良い機種はそう多くありません。しかし、今回紹介した業務用脱毛器はどれも自信を持っておすすめできるので、ぜひ候補に入れてみてください。

ちなみに、こちらの記事では値段だけでなく、様々な要素を総合的に踏まえておすすめできる機種をランキング形式で紹介しています。ここにはない機種もランクインしているので、興味があればぜひチェックしてみてください。

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※記載内容は2023年8月現在、独自調査によるものです。正確な情報に関しては公式サイトへお問い合わせください。

この記事の執筆者

業務用脱毛機器アカデミー編集部

業務用脱毛機器アカデミーは、脱毛サロンの新規開業や脱毛機器の買い替えを検討しているサロンオーナー様に役立つ情報をご紹介するWebサイトです。元脱毛機器メーカー営業や脱毛サロンオーナーをはじめとする美容のプロたちが厳選した「本当に売上UPに繋がる」脱毛機器を徹底比較してランキング形式で掲載しています。

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