毛を剃らないで脱毛したらどうなる?剃り残しをなくす方法

脱毛前は必ずシェービング!

脱毛についてある程度知識がある方や、実際に脱毛した経験がある方にとっては常識ですが、脱毛前にその部位の体毛を剃っておくことは必須です。
脱毛サロンを利用する際には、カウンセリングで必ず注意されることでしょう。

しかし、なぜ脱毛前には体毛を処理しておかなければならないのでしょうか。
体毛があるとなんとなく効果がなくなってしまいそうな気はしますが、脱毛前にシェービングが必要な理由や、自己処理の注意点を解説します。

脱毛前にシェービングが必要な理由

セルフ脱毛サロンイメージ

脱毛前に必ずシェービングしなければならないのは、主に以下の二つの理由があるからです。

  • 肌トラブルを起こす
  • 脱毛効果が低くなってしまう

肌トラブルを起こす

体毛がある状態で脱毛をすると、肌トラブルを起こしたり、火傷を負ってしまったりします。

その理由には脱毛の仕組みが関係しているのですが、脱毛機から照射される光やレーザーは、毛に含まれるメラニンという黒い色素に反応します。
それによって毛根に熱が与えられ、脱毛効果を発揮するという仕組みです。

そして、体毛が残っているということは、メラニンが肌の表面にむき出しになっているということであり、光やレーザーが過剰反応してしまいます。
それによって熱が集まりすぎてしまい、火傷を負ったり、肌トラブルに繋がる危険性があります。

脱毛効果が低くなってしまう

体毛に熱が集まりすぎてしまうと、反対に肝心の毛根には熱が届かなくなってしまいます。
もちろん全く効果がないということはありませんが、脱毛機の出力にも限界はあります。
毛根だけに熱が集中した方が脱毛効果が高くなることは当然だと言えます。

電気シェーバーがおすすめ

ちなみに、皆さんは普段体毛を処理する時はどのようにシェービングしてるでしょうか。

  • カミソリ
  • 毛抜き
  • 脱毛ワックス
  • 脱毛テープ

現在は様々な脱毛方法がありますが、おすすめは電気シェーバーを使用することです。

その理由は、肌への負担が最も軽いから。
例えば、カミソリを使用した時にカミソリ負けをしたり、ワックスをした後にヒリヒリした感覚がしばらく続いたりと、他の自己処理方法は肌へのダメージが大きいです。

一方、電気シェーバーなら肌への負担が最小限であるため、肌トラブルを引き起こすリスクが小さいです。
また、脱毛も少なからず肌に刺激を与えることになるため、その直前にカミソリやワックスでダメージを与えてしまうと、脱毛後に肌荒れする可能性がさらに高まってしまいます。

剃り忘れ・剃り残しがある場合は?

イメージ

脱毛サロンに行き、いざ施術が始まるという時、もし剃り忘れや剃り残しがあるとどうなるのでしょうか。
少なくともそのまま脱毛することはありませんが、どのような対処をするかは脱毛サロンによって異なります。

料金を支払って剃ってもらう

チェーン店などで多いのは、料金を支払って剃ってもらうということです。
料金は1箇所あたり1,000円が平均。

特別高いということはありませんが、たった1箇所剃ってもらうだけで料金をとられてしまうのは非常にもったいないですよね。
そのため、脱毛する箇所の体毛は忘れずに剃っておかなければなりません。

剃り残し箇所を避けて脱毛する

自分ではきちんと剃ったつもりだったけど、少しだけ剃り残しがあったという場合もあります。
特に自分では確認しづらい部位で剃り残しになることが多いですが、ほんの少しである場合は、その箇所を避けて脱毛するという方法もあります。

結局体毛が残っている部分に照射しなければ済む話ではあるため、立った一部を剃ってもらうために追加料金を支払うくらいなら、その箇所を避けて脱毛する方がマシという方もいます。

無料で剃ってもらう・自分で剃る

融通が利く個人サロンなどであれば、少しくらいの剃り残しはサービスで剃ってくれる場合もあります。
また、カミソリを貸してくれて、自分で剃るように指示される場合もあるでしょう。

追加料金もとられず、一部脱毛できないということもないため、客側にとってはありがたいですが、サロン側に迷惑がかかっているということを忘れてはいけません。
少なくともその場でシェービングをする分、時間がかかってしまいますし、やはり脱毛前に自分でしっかり剃ってくることは当然のマナーだと言えます。

自己処理はいつ行うのがベスト?

ちなみに、脱毛前の自己処理はいつ頃行うのがベストなのでしょうか。
正解は1~2日前です。

シェービングをしてから脱毛するまでの時間が空きすぎてしまうと、また毛が生えてきてせっかくシェービングをした意味がなくなってしまいます。
しかし、反対に間隔が短すぎると、シェービングによって少なからず肌が刺激を受けてしまい、施術時の痛みが増したり、施術後に肌トラブルが起きる可能性が高くなります。

そのため、毛がまだ生えてこなくて、適度に肌も休ませられる1〜2日前にシェービングをすることがおすすめです。
ただし、男性のヒゲのように、一晩だけでもある程度生えそろってくるような部位は、当日の朝などで大丈夫です。

剃り残しに注意すべき部位

次に、剃り残しに注意すべき部位を紹介します。
以下の部位は特に剃り残しになりがちなので、丁寧にシェービングすることを意識しましょう。

VIO

最も剃り残しになりがちな部位はVIOラインです。
VIOラインとは、文字通りVライン・Iライン・Oラインの総称で、具体的には以下の部位のことを指します。

  • Vライン:ビキニライン
  • Iライン:陰部の両脇
  • Oライン:肛門回り

これらは自分でシェービングすることが非常に難しいですが、特にI・Oラインは自分の目で確認することがほぼできません。
無理にシェービングしようとすると、肌を傷つけてしまう恐れもあります。

シェービングのコツとしては、いきなりカミソリなどを使用すると毛に絡まる恐れがあるため、まず小さなハサミなどで長い毛を大まかに切り落とします。
その後、電気シェーバーで可能な限りの毛を剃っていき、最後に電気シェーバーではどうしても難しい箇所だけカミソリで剃ります。

時間はかかりますが、剃り残しや怪我を避けるためにも丁寧に行いましょう。
また、鏡やライトがあると処理しやすいです。

うなじ

次に剃り残しになりがちな部位がうなじです。
少なくとも目で直接確認することは不可能なので鏡は必須ですが、もしあれば二面鏡や三面鏡を活用することが望ましいです。
また、メイク用のペンシルなどで印を付けてからシェービングをすると、きれいな形に整えやすいです。

背中

うなじと同様、背中も目で確認しづらく、剃り残しになりがちです。
また、面積が広いということもあって、1本残らずシェービングすることがそもそも難しいという特徴もあります。

正しい剃り方としては、まずは合わせ鏡を用意することが望ましいです。
無理に首をひねりながらシェービングする必要がなくなります。

あとは地道にシェービングしていくのみになりますが、背中に手が届かないという方もいるでしょう。
同居する家族がいればお願いするという手もありますが、もし一人暮らしでどうしようもないという場合は、料金を支払って脱毛サロンでシェービングしてもらいましょう。

剃り残しに注意してきれいに脱毛しよう!

脱毛前のシェービングや毛の自己処理について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
手間やトラブルを避けるため、脱毛前に自分で毛を剃っておくことは必須ですし、当たり前のマナーです。
剃り残しがないように丁寧にシェービング、まんべんなくきれいなに脱毛しましょう。

この記事の執筆者

業務用脱毛機器アカデミー編集部

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