スレッディング（糸脱毛）とは？詳しいメリット・デメリットを解説

「スレッディング」という脱毛方法をご存知ですか？

「スレッディング」というワードを耳にしたことがあるでしょうか。
別名「糸脱毛」とも呼ばれていますが、その名の通り、ムダ毛の処理方法の一つです。

日本ではあまり普及していませんが、世界中のセレブやハリウッド女優の間で人気が高まっており、国内でも徐々に注目を集めるようになってきています。
今回のコラムではそのスレッディングについて解説していくので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

スレッディング・糸脱毛とは？

スレッディング（糸脱毛）とは、特殊な糸を使用して産毛やムダ毛を絡めとり、1本1本処理していく脱毛方法のことです。
ただ、現時点での使用用途は眉毛は顔全体の毛に限られており、基本的に身体の体毛に使用されることはありません。

日本ではまだまだメジャーな脱毛方法とは言えませんが、海外セレブやハリウッド女優にとっては既に定番と化しており、ニューヨークの街中などではスレッディングを取り扱っている美容サロンもたくさん見かけます。

スレッディングのメリット・デメリット

なぜスレッディングが海外で人気を獲得しているのか気になる方もいるでしょう。
メリットとデメリットを解説すると同時に、スレッディングの特徴を紹介していきます。

スレッディングのメリット

自分でやるよりきれいに眉毛を整えられる

スレッディングの最大の魅力は、自分で手入れをするより、きれいに眉毛を整えられるということです。
1本1本の毛を特殊な糸を使って脱毛していくことで、眉毛のラインや長さを細かく調節可能。
自分の顔に合った美しい眉毛にすることができます。

顔全体の産毛を脱毛できる

顔全体の細かい産毛を処理するという目的においても、スレッディングは有効です。
額・頬・口周りなど、細く薄い産毛でも、数が多いと肌からツヤがなくなり、全体的に暗くなってしまいますが、普段から定期的に自己処理している人は、毛抜き・シェーバー・カミソリなどを使用することが多いでしょう。

ただそれらのデメリットは、肌に黒いプツプツが残ってしまうということです。
スレッディングは深い根元の部分から毛を抜くことができるため、肌に黒いプツプツが残らず、肌のトーンを明るくすることができます。

効果が長持ちする

毛抜きやシェーバーで毛を処理しても、1～2週間ほど経過すると、またすぐ生えてきてしまいます。
スレッディングも再び毛が生えてくることは変わりませんが、根本から脱毛できる分、通常より長い効果が期待できます。

美肌効果がある

スレッディングで毛を絡めとる際、一緒に古い角質や皮脂も取り除くことができます。
それによって美肌効果も期待できますが、肌の表面の余分なものが取り除かれることで、化粧水の浸透具合や、ファンデーションのノリも普段より良くなります。

スレッディングのデメリット

痛みがある

スレッディングにもデメリットがありますが、その一つは多少の痛みが伴うということです。
とはいっても、スレッディングで脱毛するのは産毛のような細く薄い毛がほとんどです。
肌の性質や皮膚の厚みによって感じる痛みの程度は異なりますが、光脱毛やレーザー脱毛ほどの強い痛みではありません。

永久脱毛はできない

もう一つのデメリットは、スレッディングで永久脱毛することはできないということです。
毛抜き・シェーバー・カミソリなどと比べると効果の持続期間は長いですが、定期的に処理しなければならないということは理解しておきましょう。

スレッディングにかかる料金

都市部を中心に、スレッディングのメニューを取り入れている美容サロンは徐々に増加しています。
人気メニューと、それぞれの詳細は以下の通りです。

眉毛スレッディング

• 料金：約2,500～3,500円
• 施術時間：約10分

眉毛のみをスレッディングによって整えるメニューです。
比較的リーズナブルに、短時間で行うことができるため、スレッディング初体験の方はまずこのメニューを試してみることをおすすめします。

ハーフスレッディング

• 料金：約3,000～4,000円
• 施術時間：約15～20分

眉毛に加え、額などの顔の上半分か、口周りなどの下半分、どちらかをスレッディングするメニューです。
特にどちらかの産毛が気になるという場合はこのメニューがおすすめです。

フルフェイススレッディング

• 料金：約5,000～6,000円
• 施術時間：約25～30分

顔全体の産毛を脱毛するスレッディングメニューです。
肌も1トーン明るくなり、滑らかな肌になります。
初めて体験した時は、普段との化粧ノリの違いを実感することができるでしょう。

スレッディングでよくある疑問

ここまでスレッディングの特徴を解説しましたが、日本人にとってはまだまだ馴染みがないため、いくつかの疑問を抱く人も少なくないでしょう。
スレッディングに関するよくある疑問を集めたので、チェックしてみてください。

スレッディングの頻度はどれくらい？

スレッディングを行う頻度はおよそ3週間に一度がおすすめです。
個人差はありますが、その間はほとんど自分で手入れする必要がないため、見た目の違いだけでなく、手入れの楽さという魅力も感じられます。

スレッディングの施術にかかる時間は？

スレッディングの施術は、眉毛のみであれば約10分、顔全体を脱毛する場合は25～30分ほどかかります。
ただ、初めてスレッディングを行う場合は、脱毛する毛量も多い傾向にあるため、もう少し時間がかかってしまう可能性があります。

スレッディングは男性でもできる？

スレッディングは男性でも可能です。
眉毛や顔全体の産毛を整えることによって見た目が向上することは男性でも同じです。
ただし、男性は女性より毛が太く濃いため、比較的痛みが強い傾向にあります。

スレッディングの施術前に手入れしてもいい？

常に美しい状態でいるためには、眉毛や産毛を定期的に手入れすることは欠かすことができません。
しかし、スレッディングの施術前にはできる限り控えることが望ましいです。
また、ピーリングエステ（角質除去）の施術などを受けた直後も肌は負担がかかりやすい状態なので、2週間は間隔を空けてスレッディングするようにしましょう。

スレッディングは眉毛が少ないとできない？

自分で手入れしてしまったなどの理由で、眉毛が少ない状態でスレッディングを受けたいという方も珍しくありませんが、その場合は一度スタッフに相談しましょう。
理想の眉毛にするには眉毛にある程度の長さがあることが望ましいため、状態を見てスタッフが判断する場合が多いです。

スレッディングはメイクをしていてもできる？

基本的にスレッディングの施術はメイクをしている状態でも行うことができます。
特にデメリットもないため、ノーメイクでサロンに行ったり、サロンでメイクを落とす必要もありません。

ただし、眉メイクやアイメイクが濃すぎると、本来の形状がわかりづらくなってしまいます。
ナチュラルメイクに抑えた方が、より自分の顔に合わせてスレッディングしてもらえるでしょう。

スレッディングは自分でもできる？

スレッディングを自分で行い、セルフ脱毛することは不可能ではありません。
その際には以下の道具が必要になります。

• 40～50cm程度の長さの糸
• ベビーパウダー
• 薄い手袋
• 化粧水・乳液

糸で輪っか状にしたら、中心を交差して「8」の字を作り、10回ほどねじります。
そのねじりで毛を絡ませて脱毛するのですが、あらかじめベビーパウダーをはたいておくことで、毛が糸に絡みやすくなります。
全ての毛を抜いたらベビーパウダーを洗い流し、化粧水や乳液でアフターケアをして終了です。

言葉だけで説明するとそこまで複雑な印象は抱きませんが、実際はそれなりの技術を要します。
きれいに脱毛するためには、やはり専門サロンを利用することをおすすめします。

日本での流行も期待できる？今のうちからスレッディングを始めよう

手軽に眉毛や顔全体の産毛を整えられたら確かに嬉しいですよね。
海外で既に人気が高まっていることから、日本でもスレッディングが流行することは期待できます。
もしお近くにスレッディングを行っている美容エステがあれば、ぜひ一度体験してみてください。