脱毛が当たり前になってきているこの時代、脱毛サロンを新しくビジネスとして始めようという人は多いと思います。
しかし、開業と一言で言っても、業務用脱毛機器や立地など、考えなければいけないことがたくさんあります。そこで今回は、特に注意深く検討すべき内装について解説します。費用の相場や節約のコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
脱毛サロンの内装費用ってどれくらいかかるの?
やはり一番気になるのが内装にかかる費用ですよね。まずは開業費用の内訳を見ていきます。
セルフエステサロンの開業費は、一般的に500万円〜1,000万円、そのうち内装にかかる費用は約300万円と言われています。開業資金の約3割を占めるため、内装費用でいかに節約できるかが開業全体の費用のコストカットの鍵になります。
開業パターンによる費用の違い
ここからは開業パターンによって費用がどれくらい変わってくるのかを見ていきます。
まずは一般的な内装費用の内訳を以下にまとめたので見てみましょう。
費用の種類 | 金額(20坪当たり) |
設計費用 | 20万円~50万円 |
内装工事費用 | 200万円~400万円 |
設備・備品費用 | 30万円~40万円 |
合計 | 250万円~490万円 |
これはあくまで一般的なもので、開業場所によって内装工事費用は変わります。ここから開業場所を自宅・賃貸マンション・テナントの3つの場合に分けて、それぞれ見ていきます。
自宅
自宅開業は目安として30万円~70万円と言われており、内装費に関してだけ言えば一番コストがかかりません。
自宅開業においては玄関、トイレといったような、お客様がよく使用する場所はリフォームが重要ですが、リフォームすべき箇所は少ないので、コストはそこまでかかることはないでしょう。
賃貸マンション
賃貸マンションで開業する場合は、内装費用の目安が50万円〜100万円と言われています。自宅開業と比べると内装の費用は上がってしまいますが、脱毛サロンの雰囲気づくりなど、こだわれる点が多いです。ただし、店舗として利用できる事業用マンションは少ないので、ご希望の物件を探すのが大変かもしれません。
テナント
テナントは、居抜き物件、スケルトン物件の2種類が主流です。それぞれ見ていきます。
居抜き物件
居抜き物件とは、前のお店が使用していた内装や設備などがそのまま残されており、新規契約者がそれらの設備をそのまま使うことができる物件のことです。目安となる費用は300万円〜500万円と言われており、備品や設備の故障などにさえ気を付ければ、コストを抑えやすい物件だと言えます。
スケルトン物件
スケルトン物件とは、テナントの内装や設備をすべて取り除いて建物の骨組みだけになっている物件で、一般的な内装費用は500万円〜1,000万円と言われています。一から自由に店内のレイアウトを考えられるため、オリジナリティをイメージ通り表現できるお店作りがしやすくなっています。ただし、内装工事や設備の準備に時間がかかってしまうため、開業までに時間がかかってしまう点は注意です。
このように開業場所によって費用、メリット、デメリットが異なってくるため、しっかり比較する必要があります。
資金調達の方法
開業するにあたって避けられない資金調達。ここでは主流である3つの方法をご紹介します。
- 自己資金
- 融資
- 助成金・補助金
自己資金
まずはできるだけ自己資金を貯めましょう。融資を検討する場合も、融資額に占める自己資金額の割合は審査において重要な項目となってきます。タンス貯金や出処不明のお金は自己資金として認められず、審査通過の可能性が下がってしまうので注意してください。
融資
以下に融資の候補をいくつか挙げました。
- 日本政策金融公庫
- 制度融資(信用保証協会)
- 親族からの贈与や借入
など、融資は基本返済が必要なシステムなので、利率などが重要になってきます。日本政策金融公庫は国が100%出資している公的機関であり、低金利・無担保・無保証人で借り入れができるため便利です。
助成金・補助金
助成金・補助金は国や地方公共団体が管轄している資金援助制度であり、返済の必要はありませんが、申込期日などの情報を逃さないように常にチェックしておきましょう。補助金については後払いなので、審査が通過してもすぐには支給されないという点も注意です。
- キャリアアップ助成金
- 人材開発支援助成金
- 地域雇用開発助成金
- IT導入補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- 雇用調整助成金
など、ほかにも種類がたくさんあるので、ご自身の状況にあった助成金・補助金を探してみてください。
脱毛サロンの内装費用を抑えるコツとは?
多額な費用がかかる内装ですが、ここではそんな内装費用を少しでも抑えるコツをご紹介していきます。
物件選び
改装費用を抑えたい場合は、自宅開業か居抜き物件をお勧めします。この2種類であれば、大掛かりな工事が要らず、必要最低限の内装工事だけで開業が可能になります。
コンセプトのこだわり
サロンを開業するうえでコンセプトは大事ですが、高級感を出そうとすると、ゴールドの壁や床材、豪華なシャンデリアなどが必要になり費用がかかります。お客様に「自然」を想起してもらえるようなナチュラルなコンセプトがおすすめです。オーガニックな素材のオイルを使ったり、壁や床は木材をイメージしたビニールクロスを使うことで、費用を抑えながらもコンセプトを実現できます。
内装工事の人件費
当たり前ですが、人手が多ければ多いほど費用はかさみます。短い納期の工事を頼まないなどの、工事に必要な人手を減らす工夫をすることで費用を抑えられます。
DIY
DIYで家具や収納用品を作ることも費用を抑えるコツのひとつです。DIYのメリットは費用を抑えられるだけでなく、自分の好きなようにアレンジできるため、余分なスペースを削減したり、よりサロンイメージに合った家具を用意できます。ただし、イメージ通りに作れなかったり、高級感を出しづらいといったデメリットもあるので取り入れる際は注意しましょう。
レンタルを活用
店舗運営の際には電気代や光熱費などの設備費用から、施術に使う機器まで出費がかさみます。椅子やベッドなどはレンタルできるものが多くあるので、使い勝手に影響を与えないものは、レンタルすることで費用を抑えましょう。
後悔しない!内装業者の選び方
業者の選び方を間違えると費用がかさむのは明らかですよね。業者選びだからといって油断せず、押さえるべきポイントを事前に把握しておきましょう。
- 施工実績がある業者を選ぼう
- 費用についてしっかり話せる業者を選ぼう
施工実績がある業者を選ぼう
内装業者によって得意とする分野は異なります。業者のホームページで、エステサロンの施工実績があるかをチェックしましょう。他業種の内装を得意とした業者にサロンの内装を頼むと、希望通りの内装にならない可能性が出てきます。注意しましょう。
費用についてしっかり話せる業者を選ぼう
内装業者を決める際には複数業者を見て比較することが大切です。内装費用は高額ですので、金額についても明確かつ丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。
納得のいく内装を実現しよう
今回は内装に焦点を当てて解説しました。内装はこだわれる部分が多い一方で、費用とも向き合わなければいけません。今回ご紹介した内容を参考に、内装にかかる費用に納得したうえで、自分のイメージにぴったりの脱毛サロンを開業しましょう。
この記事の執筆者
業務用脱毛機器アカデミー編集部
業務用脱毛機器アカデミーは、脱毛サロンの新規開業や脱毛機器の買い替えを検討しているサロンオーナー様に役立つ情報をご紹介するWebサイトです。元脱毛機器メーカー営業や脱毛サロンオーナーをはじめとする美容のプロたちが厳選した「本当に売上UPに繋がる」脱毛機器を徹底比較してランキング形式で掲載しています。
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