ホクロ・シミがあると脱毛できない理由は?どんな影響がある?

ホクロ・シミがある箇所には脱毛できない

「ホクロやシミがある箇所は脱毛できない」
このようなことを聞いたことはないでしょうか。

数や大きさに差はあれど、ホクロやシミなんて少なからず誰にでもありますよね。
しかし、それらが全くない部位だけとなると、脱毛できる箇所はなかなか限られてきてしまいます。

そこで今回の記事では、ホクロやシミがある箇所を脱毛することはできるのか、もし脱毛したらどうなるのかなど、脱毛とホクロ・シミの関係について詳しく解説していきます。

脱毛とホクロ・シミの関係は?

早速、脱毛とホクロ・シミの関係について、それぞれに分けて解説していきます。

脱毛とホクロの関係

そもそもホクロとは何かということから簡単に説明します。

ホクロは、メラニンという黒い色素が高密度に集まって生成される母斑の一種です。
紫外線や摩擦による刺激、遺伝、生活習慣など、発生する原因はいくつかあるとされていますが、明確にはわかっていません。

そして、そのメラニンという色素が脱毛と深く関係してきます。

実は体毛にもこのメラニンが含まれており、脱毛機から照射される光やレーザーは、その黒い色素に反応して、脱毛効果を発揮します。
白髪や産毛は脱毛することが難しいとされていますが、その原因は色素が薄いためです。

しかし、反対にホクロはメラニンの集合体のようなもの。
そこに脱毛機を使用すると、誤って反応してしまうことは当然です。

脱毛とシミの関係

そしてシミも、ホクロと同様にメラニンから生成されています。
シミにもいくつか種類がありますが、最もメジャーなシミの場合、その原因は紫外線にあります。

紫外線を浴び続けた場合、通常は肌を守るためにメラニンが集まり、その後代謝によって剥がれ落ちていくのですが、ターンオーバーの乱れなどでそのメラニンが沈着し、シミになってしまう場合があります。

密度はホクロより低いですが、同じメラニンが元になっているだけあって、脱毛機が誤反応を示す場合があります。
このようなことから、ホクロやシミがある箇所に脱毛機を使用することは推奨されていません。

薄く小さなホクロ・シミは脱毛可能

ちなみに、同じホクロ・シミでも、濃さや大きさは様々ですよね。
脱毛機を使用していいかどうかはそれによって異なり、薄く小さなホクロ・シミであれば、特に対処せずにそのまま脱毛してしまっても問題ありません。

ただし、どの程度なら脱毛可能かどうか、明確な基準があるわけではありません。
脱毛機の性能や、施術をするスタッフによっても判断が異なります。

ホクロ・シミがある場合の対処法は?

それでは、ホクロやシミがある箇所を脱毛したい場合はどうすればいいのでしょうか。

対処法はいくつかありますが、最も簡単なのは保護シールやテープでホクロやシミを隠して脱毛することです。
脱毛機の光やレーザーはあくまでメラニンの色素に反応するため、表面に見えていなければ、誤って反応してしまう可能性は低いです。

あるいは、脱毛機の出力を下げて使用する店舗もあります。
ただし、出力を下げてしまうと脱毛効果も下がってしまうというデメリットもあります。

ホクロから生えている毛の対処法は?

上で説明した方法によって、ホクロやシミの周辺に生えている毛を脱毛することは可能ですが、中にはホクロから毛が生えている場合もありますよね。
可能であれば脱毛してしまいたいところですが、既に解説した通り、怪我や肌トラブルが起きる可能性が高いです。

そんな時は、二つの選択肢があります。

一つ目はニードル脱毛です。
光やレーザーを照射するのではなく、針から電気を流し、毛穴に直接ダメージを与えます。
1本1本の体毛を処理するため時間はかかりますが、メラニンに関係なく、脱毛することができます。

もう一つは、SHR脱毛方式の脱毛機を使用している脱毛サロンを利用することです。
SHR脱毛は光脱毛の一種であり、メラニンに関係なく効果を発揮する脱毛方式です。
そのためホクロやシミに照射しても問題なく、白髪や産毛のような色素が薄い毛にも効果があります。

脱毛とホクロ・シミの噂

ところで、ホクロ・シミに関して、このような噂を聞いたことはないでしょうか。

  • ホクロやシミを脱毛したら火傷する
  • 脱毛するとホクロやシミが増える
  • 脱毛するとホクロやシミがなくなる

これらのことに関しても、真実かどうか解説していきます。

ホクロやシミを脱毛したら火傷する?

一つ目の噂は、ホクロやシミを脱毛したら火傷を負ってしまうというものです。

薄く小さいものを除いて、基本的にホクロやシミに脱毛機をあてることが推奨されていないことはお伝えした通りですが、もしそのまま光やレーザーを照射してしまうと、確かに火傷になってしまう可能性があります。

そもそもホクロやシミの有無に関係なく、もともと脱毛には火傷を負ってしまうリスクがあります。
脱毛直後、脱毛機によって熱を与えられた毛根から焦げたような臭いがすることはよくある上、肌に赤みが出ることもあります。

ホクロやシミはメラニンの集合体であるため、そのように軽度の火傷の症状が出る可能性は高いです。

脱毛するとホクロやシミが増える?

脱毛するとホクロやシミが増えるということを耳にしたことがある方もいるかもしれませんが、それに関しては真実ではありません。
一般的にホクロやシミが発生する原因は紫外線や生活習慣とされており、脱毛の光やレーザーはそれに該当しません。
例えば脱毛をすることによってホルモンバランスが乱れ、それによってホクロが発生するという可能性もゼロとは言い切れませんが、直接的な原因になることはないでしょう。

脱毛するとホクロやシミがなくなる

反対に、脱毛することでホクロやシミがなくなるという噂もありますが、これはあながち間違いということでもありません。
脱毛機を使用することで毛根に含まれるメラニンが消えるように、ホクロやシミのメラニンもなくなってしまうからです。

ただし、本当になくなってしまう人はあくまで一部です。
薄くなる程度の人もいれば、全く影響が出ない人もいます。

まずはカウンセリング!スタッフに相談しよう

脱毛とホクロ・シミの関係を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
基本的にホクロやシミに脱毛機を使用することはNGですが、実際は事情によって異なります。
個人差もあるため、まずはカウンセリングで専門家に相談することをおすすめします。

この記事の執筆者

業務用脱毛機器アカデミー編集部

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