業務用脱毛機のランプとは?
当サイトでもよくお伝えしていますが、業務用脱毛機を選ぶ際には、本体価格だけでなく、ランニングコストも重要になってきます。
具体的にはランプの交換費用がそのランニングコストの大半を占めますが、そもそもランプとは何なのでしょうか。
光脱毛の場合、脱毛効果のある光を照射するわけですが、ランプはその光源となる部分。
キセノンやLEDなど、同じ光脱毛でもいくつか種類がありますが、どれも光源が必要であることは変わりません。
ただし、ランプがそのまま発光すると、人体に有害な波長も含まれてしまうため、それを制限するためのフィルターと一緒にハンドピースに取り付けられます。
ランプを交換する理由とは
それでは、なぜそのランプを定期的に交換しなければならないのでしょうか。
その理由は非常にシンプルで、使用し続けるうちに、少しずつ劣化していくからです。
例えば、私たちが普段部屋の照明などに使用している電球は、電気を流し続けたとしても、ずっと使い続けることができるというわけではありませんよね。
長期間使用しているうちにだんだん光は明るさを失っていき、いずれ完全につかなくなります。
業務用脱毛機のランプもそれと同様で、何度も何度も光を照射するにつれて、少しずつその出力は下がっていきます。
そのため、定められたショット数の上限を超える頃には脱毛効果が小さくなっており、ランプを交換する必要があるということです。
なぜ脱毛機によってショット数が異なるの?
しかし、ショット数の上限が脱毛機によって異なるのはなぜなのでしょうか。
理由の一つは、ランプ自体の性能や性質です。
ランプは何も各メーカーで共有しているわけではなく、あくまでそれぞれの脱毛機のために開発されています。
つまり、メーカーによってランプ自体にクオリティの差が生まれており、電球と同様、メーカーによって長持ちするランプもあれば、寿命が短いランプもあります。
もう一つは、メーカーによって交換が必要だと定めるラインが異なるということです。
例えば、ショット数の上限が100万発の脱毛機があったとして、何も100万発を超えた瞬間、全く使えなくなるわけではありません。
ショット数の上限は、あくまで効果のある光を照射できなくなる目安であるため、効果が小さい光であれば、上限を超えていても照射できます。
そのため、ランプの交換が必要だと定める出力の劣化具合は、メーカーによってまちまちということになります。
ショット数の上限を完全に信用してはいけない
前述したように、ショット数の上限を何回に定めるかは、メーカーによって異なります。
しかし、それはつまり、上限を超えてもある程度使用できる脱毛機もあれば、上限を超える頃にはほとんど効果がなくなっている脱毛機もあるということです。
もし使用している脱毛機が後者だった場合、上限を超えていないという理由で、ほとんど意味がない光を照射し続けると、せっかく利用してくれたお客さまを裏切ることになります。
そうならないためにも、自身の脱毛サロンに導入した脱毛機の本当の上限が何回なのかは、使用していく中で実際に検証して確かめておきましょう。
また、これから脱毛機を購入する予定の方は、ショット数の上限に対するランプの劣化具合がどの程度なのか、メーカーに確認することをおすすめします。
業務用脱毛機のランニングコスト
そして、ランプの交換費用も脱毛機によって異なるということを理解しておきましょう。
実際に脱毛機によってランプ交換費用は10万~30万円と、高額であるだけでなく、非常に幅が広いです。
また、このランプ交換費用が業務用脱毛機のランニングコストの大半を占めるため、いくらかかるかということに注意しなければなりません。
ただし、ランプ交換費用が安ければよいというわけではありません。
例えば、いくらランプ交換費用が安くても、ショット数の上限が少なければ、頻繁にランプを交換する必要があり、結局ランニングコストは高くなってしまいます。
つまり、ランプ交換費用が安い、かつショット数の上限も多い脱毛機が、本当にランニングコストが安い脱毛機ということになります。
しかし、前述したように、上限を超えなくても脱毛効果が著しく下がってしまう脱毛機もあるため、その点も含めて購入前に確認することが望ましいです。
ハンドピースごと交換しなければならない脱毛器も
多くの業務用脱毛機は、ランプを交換するだけで長く使用し続けることが可能ですが、中にはランプだけではなく、ハンドピースごと定期的に交換しなければならない脱毛機もあります。
その場合、交換費用もランプのみの交換より高額である傾向が強いため、コストを重視するのであれば、ハンドピースの交換が必要な業務用脱毛機はあまりおすすめしません。
ランプを交換したばかりの施術は出力に注意
また、ランプを交換したばかりの施術は、その出力レベルに注意しなければならないということを覚えておいてください。
再度電球を例に挙げると、電球は点滅し始めたり、あるいは完全に明かりがつかなくなった時点で交換する方が多いと思いますが、明るさ自体も暗くなっている場合がほとんどです。
そして、新品の電球を取り付けると、その違いに眩しいと感じた経験がある方も少なくないでしょう。
脱毛機のランプも同様であり、新品のランプは寿命が切れる直前のランプと比べて、照射する光の出力レベルが上がっています。
そのため、交換前と同じ基準で脱毛機を使用すると、想像以上の出力になってしまい、必要以上の痛みやダメージを与えてしまうことがあるため、交換直後は特に注意して取り扱いましょう。
ランプやハンドピースの修理費用
いくらランニングコストが安い業務用脱毛機を選んだとしても、およそ10万円以上かかるランプ交換費用が高額であることは変わりありません。
しかし、サロンオーナーとしては、少しでも経費を削減したいという思いが強いことでしょう。
そこで選択肢の一つとして紹介できるのが、脱毛機の修理・メンテナンス業者に依頼することです。
意外にもそのような業者は国内にもたくさんあり、正規である販売元のメーカーより安く修理・交換・メンテナンスを行ってくれる場合が多いです。
もちろんそのような業者でも、ランプの交換費用は脱毛機の種類によって異なり、一定ではありませんが、まずはお試しとして見積りを依頼してみるとよいでしょう。
ただし、注意点は信頼できる業者をきちんと見極めなければならないということです。
あくまで非正規の業者になるため、どうしても正規メーカーと比較すると信頼度は落ちてしまいます。
また、保証が適用されなくなってしまう恐れもあります。
この点に関しては販売メーカーが定める規約により異なりますが、万が一脱毛機が故障してしまった場合、保証期間内であるにもかかわらず、非正規業者にメンテナンスを出した経験があるからという理由で、保証が適用されなくなってしまう可能性があります。
まとめ
業務用脱毛機に付いているランプについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ランプはただハンドピースに付いているというだけでなく、脱毛機の中でもかなり重要な部品の一つです。
その交換費用や耐久力は脱毛機のランニングコストに直結するため、業務用脱毛機を購入する際には必ず詳細を確認し、見落としがないように注意しましょう。
この記事の執筆者
業務用脱毛機器アカデミー編集部
業務用脱毛機器アカデミーは、脱毛サロンの新規開業や脱毛機器の買い替えを検討しているサロンオーナー様に役立つ情報をご紹介するWebサイトです。元脱毛機器メーカー営業や脱毛サロンオーナーをはじめとする美容のプロたちが厳選した「本当に売上UPに繋がる」脱毛機器を徹底比較してランキング形式で掲載しています。
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