脱毛前の深剃りはダメ?ムダ毛処理のポイントとNG例

脱毛する時は必ず施術前にその部位のムダ毛を処理して、ツルツルの状態にしておく必要があります。もしムダ毛が残っている状態で脱毛すると、火傷を負ってしまったり、脱毛効果が半減してしまうリスクがあります。

そのため、多くの人が念入りにムダ毛を処理しようとしますが、実は深剃りしすぎてしまうのもNG

安全、かつ効果的に脱毛するためにも、なぜ脱毛前の深剃りがダメなのか、どのようにムダ毛を処理するのが適切なのかを解説していきます。

脱毛前のムダ毛処理は深剃りしない方が良い

部位に関わらず、脱毛する前には必ずムダ毛を処理しておかなければいけません。初めて脱毛サロンに行く際も、予約の時点で必ず体毛を剃っておくように指示されることでしょう。

しかし、冒頭でもお伝えした通り、深剃りしすぎてしまうのもNGなんです。その理由は次に解説しますが、せっかくの脱毛効果が弱まってしまったり、肌荒れを引き起こす恐れがあります

脱毛前の深剃りがNGな理由


脱毛前の深剃りがダメな理由としては以下の2つが挙げられます。正しいムダ毛処理方法を学ぶ前に、まずはこれらを理解しておきましょう。

  • 体毛が肌の下に埋もれてしまう
  • 肌に負担がかかってしまう

体毛が肌の下に埋もれてしまう

先ほどお伝えした通り、深剃りをすると脱毛効果が弱くなってしまう恐れがありますが、その理由は体毛が肌の下に埋もれてしまうからです。

最近のカミソリは切れ味が良く、力を入れて剃ったり、逆剃りをすると非常にきれいに毛を剃ることができますよね。またすぐ生えてくるとはいえ、切った直後はツルツルになります。

しかし、ツルツルということは体毛が肌の表面からなくなっているということであり、その状態で脱毛器の光を当てても、肝心の体毛にはほとんど当たりません。結果として十分に効果を得られず、せっかくの施術も無駄になってしまいます。

肌に負担がかかってしまう

もともと脱毛には火傷や肌荒れといったトラブルが起きるリスクが少なからず伴います。いくら脱毛ジェルを塗布しても、熱で脱毛する以上、100%安全ということはないでしょう。

そして肌トラブルを引き起こす可能性は肌の状態によっても変わります。

肌が弱っていたり、乾燥していたりすると、トラブルが起きる可能性も高くなりますが、深剃りは肌にかかる負担が大きいため、安全面でいってもおすすめできません。

ムダ毛処理から施術まで時間が空くならOK

上記の理由により、脱毛前の深剃りは基本的に控えるべきですが、施術まである程度時間が空くのであれば、そこまで大きな問題にはなりません

例えば男性のヒゲ脱毛の場合、朝カミソリで剃って、夕方以降に脱毛サロンに行くといったスケジュールであればOKです。半日も経てばヒゲもある程度伸び、程よい長さになっているでしょう。

ただし、このような例はあくまでヒゲのような伸びるスピードが速い部位に限ります。なかなか伸びなかったり、産毛が多い部位に関しては、1日〜2日ほど前に剃っておくのが適切です。

脱毛前のムダ毛処理は電気シェーバーがおすすめ


深剃りのリスクなどをお伝えしてきましたが、そもそもカミソリでムダ毛処理をすること自体推奨されていません。深剃りでなくても、刃が肌に直接当たることが肌にとって負担になるためです。

そのため、脱毛前にムダ毛を処理する際は電気シェーバーを使うようにしましょう。カミソリほどツルツルにすることはできませんが、肌に優しく、脱毛後に肌荒れするリスクを抑えることができます。

脱毛前のムダ毛処理のポイント

電気シェーバーを使うということ以外にも、ムダ毛処理のポイントはいくつかあります。以下の項目を参考にしてみてください。

  • ジェルタイプのシェービングフォームを使う
  • 毛の流れに沿って剃る
  • 肌を引っ張りながら剃る
  • 剃りにくい部位は鏡を使う

ジェルタイプのシェービングフォームを使う

  • わざわざ電気シェーバーを購入するのはもったいないからカミソリで処理したい
  • 脱毛前は電気シェーバーで、普段はカミソリで処理したい

このような方も少なくないでしょう。確かに価格の安さや仕上がりのきれいさに関しては、電気シェーバーよりカミソリの方が優れています。

なのでできるだけ深剃りをしないことはもちろん、肌に負担をかけない剃り方をすることが重要ですが、おすすめはジェルタイプのシェービングフォームを使うことです。

通常のクリームタイプとは異なり、ジェルタイプは程よく粘度があり、保湿効果もあります。肌を守りながらもしっかりと剃ることができるので、特にヒゲを剃る際にはおすすめです。

毛の流れに沿って剃る

カミソリでもできるだけ肌に負担をかけずにムダ毛を処理するには、毛の流れに沿って剃ることが重要です。いわゆる順剃りといわれている剃り方です。

しかし、順剃りは毛の流れに逆らって剃る逆剃りに比べて、なかなかきれいに毛を処理することができません。対処法としては、頻繁にカミソリの刃を交換し、常に切れ味が良い状態を維持することが挙げられます。

肌を引っ張りながら剃る

肌をピンと引っ張りながら剃るのも、ムダ毛をきれいに処理するためには大切なポイントです。顔まわりや関節といった凹凸がある場所でも、剃り残しになりにくいでしょう。

これはカミソリだけでなく、電気シェーバーにもいえることですが、あまりにきれいに剃ろうとすると、結局深剃りと同じになってしまうため、注意してください。

剃りにくい部位は鏡を使う

経験がある方なら既に共感していただけるかもしれませんが、背中や下半身、VIOなどのムダ毛を自分で処理するのは意外に難しいですよね。どうしても無理な体勢になってしまい、剃り残しも多くなります。

脱毛サロンによっては剃り残しをシェービングするために追加料金が発生する場合もあるので、見にくい部位のムダ毛を処理する時は鏡を使うと良いでしょう。

その他のNGなムダ毛処理


脱毛前のムダ毛処理のポイントは上記の通りですが、ここからは深剃り以外のNGなムダ毛処理方法を解説します。知らずにやってしまわないように十分注意してください。

  • 毛抜き
  • ブラジリアンワックス
  • 脱毛クリーム

毛抜き

1つ目は毛抜きです。

深剃りで脱毛効果が半減してしまう理由として、体毛が肌の下に埋もれてしまうからとお伝えしましたが、毛抜きも同じです。むしろ、毛根から抜いてしまう分、脱毛効果はほぼなくなってしまうといっても良いでしょう。

加えて、肌にかかる負担も大きいため、脱毛前に毛抜きでムダ毛を処理するのは絶対に控えてください。

ブラジリアンワックス

肌に塗ったワックスを剥がすと同時に、体毛も抜いてしまうブラジリアンワックス。専用のサロンだけでなく、自宅でもできる脱毛方法ですが、根本的な仕組みは毛抜きと変わらないので、こちらもNGです。

脱毛クリーム

これまで紹介した方法ほどメジャーではありませんが、脱毛クリームでムダ毛処理を行っている方も少なからずいらっしゃるでしょう。肌にサッと塗ってしばらく放置した後に洗い流すだけなので、簡単にツルツルになります。

ただ、脱毛クリームの仕組みはタンパク質に反応して体毛を溶かすというもの。肌の表面に出ている体毛があらかたなくなってしまうため、やはり十分な脱毛効果を得られなくなってしまいます。

脱毛前の深剃りはNG!正しいムダ毛処理方法を

本文で解説した通り、深剃りを含めて脱毛前のムダ毛処理にはやってはいけない方法がいくつかあります。安全、かつ十分な脱毛効果を発揮するためにも、電気シェーバーを使ってのムダ毛処理をおすすめします。

それ以外にも脱毛する際には気を付けなければいけない項目がいくつかあるので、脱毛サロンのスタッフの説明をよく聞き、ルールを守って脱毛してください。

この記事の執筆者

業務用脱毛機器アカデミー編集部

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