エステサロンが口コミを増やすコツとは？対応方法も併せて解説！

エステサロンが口コミを増やすコツとは？対応方法も併せて解説！

エステサロン運営において、口コミを獲得することは近年ますます重要度が増してきています。

一方で、口コミを獲得するのはメリットだけではなくデメリットも伴うため、獲得は慎重に行う必要があります。

この記事ではエステサロンが口コミを獲得するメリット・デメリットを踏まえ、効果的に口コミを獲得するコツや対処方法について紹介します。エステサロンを経営している方はぜひ参考にしてみてください。
※本記事では、GoogleマップやSNS等に掲載されるサロンの感想やレビュー情報の事を「口コミ」と呼称します。

エステサロンが口コミを増やすメリットとは

エステサロンが口コミを獲得することにはさまざまなメリットがあり、主に以下の2つがあげられます。

広告宣伝費を削減できる

エステサロン経営で特に苦労するのが集客であり、口コミを増やす代表的なメリットは広告宣伝費の削減です。

顧客を集めるには、店舗の存在を認知してもらうためにさまざまな手法で集客しなければいけません。主な集客方法は以下のような手法が挙げられます。

• 看板
• チラシ
• SNS
• ホームページ
• ポータルサイト

集客をする際には宣伝費がかかってしまうケースがほとんどであり、より幅広い消費者へ宣伝しようとすれば、必要な費用はかなりの額になってしまいます。

その点、Googleマップやホットペッパービューティーにおいて口コミは獲得するのに費用はかかりませんし、口コミを見て来店する人はかなり多いです。

そのため、口コミを増やせば増やすほど広告費をかけなくても顧客が集まりやすくなります。

店舗の信頼性が増す

顧客が店舗を利用する際の判断基準は値段や立地、サービスの質などさまざまありますが、そのうちの一つとして「信頼性」が挙げられます。

特に新規来店顧客の場合、口コミを重点的に調べてサービスクオリティが問題の無い店舗なのかをしっかりチェックする傾向が高いです。

口コミは実際に店舗を利用した方が発信している情報であるため、信憑性が他の広告媒体や店舗が発信する情報と比較して高いといえるでしょう。口コミの数が多ければ多いほど、店舗としての信頼性が増し、集客効果も見込めます。

エステサロンが口コミを増やす際の注意点

本来、口コミは自然発生的に増えていくものであるため、無理に口コミを増やそうとする行為には実はデメリットも伴います。

以下、詳しく解説していきます。

悪い口コミが増える可能性がある

口コミの中には良い口コミだけでなく、悪い口コミ、つまり店舗のことをネガティブに書かれるような口コミも伴います。

口コミは良い意味でも悪い意味でも影響力が高いため、悪い口コミばかり書かれてしまうと集客に大きく悪影響を及ぼしてしまいます。

そのため、口コミ記入を顧客に促したりすると、逆に悪い評価をネット上に書き込まれ集客に悪影響が出る可能性を考慮しておきましょう。

簡単に口コミを書いてもらえるわけではない

「Google口コミの書き込みお願いします！」と顧客に依頼しても簡単に応じてくれない人がほとんどです。これは、そもそも口コミを書くメリットが顧客にとって存在していないからです。よほど「応援したい」と思ってもらえる関係性を顧客と構築しない限り、口コミ投稿に応じてもらえる顧客はいないと考えておきましょう。

口コミを要求しすぎると顧客が離れてしまう

上述したように本来口コミは自然発生的に増えていくものではありますが、顧客に口コミ投稿のメリットが無ければそう簡単に増えていくものではありません。そんな中で口コミを獲得するには、こちらから顧客へ依頼することが一般的になります。

しかし、口コミ掲載の依頼は相手に不信感を抱かせるきっかけとなることもあり得ます。そもそも顧客がサービスに満足していなければ、口コミを投稿する以前の問題です。

口コミの依頼をする際には、顧客にしつこいと感じられないほどの距離感を保ちつつ依頼をしなければいけません。

エステサロンが口コミを増やすコツ4選

口コミはただ接客をしているだけでは増えていきにくいため、いくつか工夫が必要です。

今回は口コミを増やすコツを4つご紹介します。

質の高いサービスを提供する

口コミを書いてもらうためには、まず顧客にサービスを満足してもらわなければいけません。これは口コミ獲得において絶対的な条件となります。

サービスに満足感を感じていないまま口コミの依頼をしてしまっては、ネガティブな口コミになってしまうため注意しましょう。

また、口コミを書いてもらうだけでなく、リピーターとして再度来店してもらうためには質の高いサービスの提供が必要不可欠となるため、まずはサービスの質にこだわることをおすすめします。

来店時に直接依頼する

顧客のなかにはサービスに満足しているが、口コミ投稿のきっかけがないだけ、という方も少なくありません。その為、依頼したらスムーズに対応してくれる顧客も一定数いらっしゃいます。

中には顧客へ直接依頼をすると「依頼したら顧客に嫌がられて再度来店してくれなくなるんじゃないか」と不安になる方もいるでしょう。しかし、店舗やサービスに対して良い印象を持ってもらっている場合は、依頼をしてみたら意外にもすんなりと受け入れてくれるというケースも多いです。

常連客を中心に依頼する

口コミを書いてくれるのは店舗に対して良い印象を持ってもらっている顧客であるため、リピーターや常連客は特に快く受け入れてくれやすいです。

また、リピーターや常連客は店舗やサービスのことを良く知ってくれているため、より有意義な口コミとなるでしょう。

新規顧客への依頼に対してハードルが高いと感じてしまう場合は、まずリピーターや常連客中心に依頼をしてみてはいかがでしょうか。

口コミを書く特典を設ける

口コミを書いてもらうことで店舗は大きなメリットがありますが、顧客は何のメリットもありません。むしろ文章を考えたり入力したりする時間を取られるため、デメリットと言えるでしょう。

口コミを書いてくれない方の中には、わざわざ時間を使ってまで書くことにメリットを感じずに対応してくれないという方もいるため、何かしらの特典を付けるという対策も考えられます。

• 割引
• オプション無料
• 備品プレゼント

ただし、このような特典付与は、Google口コミのポリシー違反に該当するリスクがあったり、不自然な口コミが急増することでサクラを疑われるリスクがあるため、取り組むにしても慎重な判断を要します。

口コミへの返信方法

口コミはただ書いてもらうだけではなく、書いてもらってからの対応も非常に重要です。

せっかく良い口コミを書いてもらっても、対応1つでマイナスな印象を与えかねないため、口コミを書いてもらってからは以下のような対応を心がけましょう。

迅速に返信する

口コミを書いてもらってから特に大事なのが、返信をすることです。

口コミへの返信を早く返すためには以下のようなことを注意しましょう。

• 口コミが書かれたら通知が来るのか確認しておく
• 返信漏れが起こらないような管理環境を整えておく
• 誰がどのタイミングで返信するのかルール化しておく

定型文は使わない

口コミが多ければ多いほど返信が雑になり、定型文を使いまわしてしまうということが起こりやすいです。

迅速に返信したとしても、定型文を使いまわしてしまうと誠実性が伝わらずマイナスな印象を与えかねません。

1つひとつの口コミに対して文章を考えるのはかなりの手間になってしまいますが、より顧客への信頼性を与えるためにはできるだけ定型文の活用は控えましょう。

ネガティブな口コミにも誠実に対応する

口コミの対処法で特に注意しなければいけないのが、悪い口コミへの対処法です。

中には、顧客との意見や認識の違いによって理不尽でクレーマー気質のような口コミを書かれてしまうこともありますが、悪い口コミに対してムキになって返信するのは避けましょう。

たとえ理不尽な口コミだとしても、顧客に対してネガティブな発言をしてしまっては、背景を知らない第三者の顧客からすれば良い気持ちにはなりません。むしろ顧客に対して失礼な店舗だと思われて顧客離れに繋がってしまいます。

そのため、まずは不快な思いをさせてしまったことに対しての謝罪をして、今後の対処法を書き、誠実な対応をすればそれ以上マイナスな印象を持たれることはないでしょう。

良い口コミを増やして店舗の売上を向上させよう

今回はエステサロンが口コミを増やすメリットや注意点を踏まえ、口コミを増やすコツや対処法について紹介しました。

店舗経営において口コミは重要な情報であり、集客や信頼の面で非常に大きな影響力をもたらします。

また、闇雲に獲得すれば良いというわけではなく、適切な獲得方法や対処法があるため、取り扱いには注意しつつ良い口コミを増やして売上向上に繋げましょう。