中古業務用脱毛機を導入する際のポイントを解説

業務用脱毛機の「中古」と「新品」の差は大きい

業務用脱毛機の導入費用はけして安いものではありません。できるだけ費用を抑えようと、中古品の購入を検討する方もいらっしゃると思います。

シェアリングエコノミー時代に業務用脱毛機のリユースにも抵抗なし？

業務用脱毛機の中古販売を専門とする業者も多数存在しますし、フリマアプリ(メルカリなど)をはじめとした個人間取引も行われています。
フリマアプリやネットオークションを利用した売買が誰でも簡単に行える今、中古の業務用脱毛機がリユース品として取引の対象になることが増えています。中古の業務用脱毛機を取り扱っているサロン向けECサイトなどもあります。

中古業務用脱毛機のリスクを解説

しかし、中古の業務用脱毛機を購入することにはかなりのリスクが伴います。新品とは事情が異なることを承知したうえで導入しなくてはいけません。
どこから購入するかによって変わるので一概には言えませんが、一般的に言われているメリット・デメリットを以下に示しました。正規のメーカーが中古品を取り扱うケースは少ないため、今回は個人間取引やリユース業者から購入した場合のメリット・デメリットをご紹介します。

業務用脱毛機を中古で購入するメリット

導入費用が抑えられる

旧型業務用脱毛機の中古品は、新品の半額以下で取引されていることが多いです。
他の美容機器に比べても価格帯がかなり高価な業務用脱毛機。導入コストが大幅に削減できることは、サロンオーナー様にとっては大きなメリットであるといえます。
メーカー直販ではほとんど見られませんが、個人間取引・リユース業者では最新モデルの中古機を取り扱っている場合もあります。

業務用脱毛機を中古で購入するデメリット

サポートが受けられない

はじめてサロンを開業する方の中には「最初は中古で十分」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。確かに業務用脱毛機はかなり高価ですから、初期費用を抑えることだけ考えれば中古品を導入したほうがいいようにも思えます。しかし、はじめて開業される方こそ新品の業務用脱毛機を導入することをおすすめします。
メーカーから業務用脱毛機を購入した場合、機械の導入支援や開業・経営面のサポート、ドクターサポートといったサービスが受けられます。しかし、個人間取引やリユース業者から購入した場合、そういったサービスは受けられないことがほとんどです。

保証書がつかない

中古製品には、保証書が付与されない場合がほとんどです。
業務用脱毛機の導入後に故障などのトラブルが発生した場合、保証期間内であれば無償で修理してもらうことも可能です。しかし、保証書がなければ修理費用が発生するケースがほとんど。
せっかく導入費用を抑えても、維持費が高額になってしまった…ということにもなりかねません。

トラブルのリスクが増える

中古品の怖いところは、自分の手元に来るまでの間にどんな扱い方をされていたかが分からないというところ。きちんとメンテナンスがされていたか、適切な取り扱いがされていたかどうかが不明ということです。
つまり、故障などの機械トラブルや整備不良による施術トラブルのリスクが新品の脱毛機よりも高くなるということです。

サロンの差別化が難しくなる

中古機の性能は当然最新モデルのものよりも劣るため、最新機を導入しているサロンとの差別化を図ることが難しくなります。
特に近年は、さまざまな機能を備えた業務用脱毛機も増えています。

• 脱毛効果
• 施術時の痛みの強さ
• 施術スピード

これらはすべてサロンの評判に直結する要素です。
格安で導入できることは中古機の大きな魅力ですが、他の脱毛サロンとの差別化ができないと集客にはつながりません。

初期費用を節約できても、その後の経営がうまくいかなければ本末転倒です。長い目で見ると損をする可能性が高いという点が、中古の業務用脱毛機を導入する最大のリスクと言えるでしょう。

ランプ・専用ジェルなどの在庫がない可能性も

古いモデルの業務用脱毛機を導入する際は、ランプ交換対応などのサポートや専用ジェルなどの消耗品の供給が続いているかどうかをよく確認しましょう。
確認した時点でサポートが継続されていても、導入後に供給がストップすることも十分考えられます。最新モデルが発売してからある程度の年数が経っている場合は特にその可能性が高いので、避けた方が得策です。

中古の業務用脱毛機もメーカーから購入するのがおすすめ

中古の業務用脱毛機を検討している場合は、メーカーから直接購入するのがおすすめです。
前述の通り、中古機を取り扱っているメーカーは多くはありません。しかし、正規のメーカーから購入できれば、中古機の導入に伴うデメリットのうちいくつかは解消できます。新品を導入した場合と同様に、業務用脱毛機について不明な点や不安なことがあっても、直接問い合わせることも可能です。

保証付き中古業務用脱毛機のご紹介

CLEAR/SP-ef（クリアエスピーエフ）

CLEAR/SP-ef（クリアエスピーエフ）を販売するNBSは、同じCLEAR/SPシリーズの中古品を1年間の保証付きで販売しています。

シルキーライトⅡ

『シルキーライトⅡ』のトマトは、シルキーライトとは別シリーズの中古機を6ヵ月保証、数量限定で販売しています。

パワーライト400NE

『パワーライト400NE』のスカンジナビアサービスも、パワーライトシリーズをはじめとした脱毛機やフェイシャル機器などの中古品を6ヵ月の保証付きで販売しています。

正規のメーカーが販売しているものは保証付きで、メンテナンスやクリーニングも行き届いています。

機械トラブルが起きた際のことや衛生的な問題も考慮して、フリマアプリや転売業者ではなくメーカーから購入することをおすすめします。

OEM業務用脱毛機についての解説

業務用脱毛機のメーカーや販売会社のホームページ・チラシなどでよく見る【OEM】の文字。
業界では珍しくないOEM業務用脱毛機について気になっている方も多いかと思います。
大手のイメージが高く、個人サロンではややハードルが高いと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか？

今回はOEM業務用脱毛機とはどんなものがあるのか、サロンがわざわざOEM業務用脱毛機を導入するメリットが何か解説していきます。

OEMとは？

オリジナル・エクイップメント・マニュファクチャリング（Original Equipment Manufacturing）の略です。
直訳は「自社の製品を製造する会社」。
コンビニやスーパーなどでよく見るプライベートブランドのパンやチルド商品がわかりやすく、イメージしやすいでしょうか。
セブンイレブンやイトーヨーカドーなら【セブンプレミアム】、イオンなら【トップバリュ】に値します。
販売元はコンビニやスーパーですが、これらはわたしたちが良く知る有名食品メーカーが製造し、依頼を受けた小売業者の商品としてパッケージ化しています。

OEM業務用脱毛機も珍しくない

業務用脱毛機においてもOEMは珍しくなく、メーカーが脱毛サロン用に業務用脱毛機を製造しオリジナルの脱毛機としてサロンへ卸しています。
大手サロンの中にもオリジナルの脱毛機を使用しているとＰＲしているところはありますが、多くは自社開発ではなくOEMで機能や性能などをカスタマイズしているものと思われます。

▼業務用脱毛機メーカーがサロン運営を行っている場合もあります。

クリアエスピーエフを製造しているNBSが運営しているアドラーブル

ルミクスツインを販売しているエストラボが運営しているラココ

業務用脱毛機のOEM例

オリジナルのロゴを入れる

OEM業務用脱毛機の多くは、自社ブランドオリジナルを示すロゴが入っています。
業務用脱毛機はユーザーの目にも入るものですから自社のロゴを入れてオリジナリティを示すことができます。

業務用脱毛機の機能をカスタマイズする

業務用脱毛機にはさまざまな機能があります。
たとえば子ども脱毛、メンズ脱毛に特化したモードをカスタマイズするなど、サロンに呼び込むユーザー層を広げたいときにも活用できます。

サロンオリジナルの業務用脱毛機のメリット

ユーザーへアピールすることができる

OEM業務用脱毛機は“自社オリジナル脱毛機”とプロモーションすることができます。
サロンのホームページやSNSで使用脱毛機として写真を載せることにより宣伝・ブランディング効果も期待できます。

サロンの差別化を図れる

サロンのコンセプトや呼び込みたいユーザーに合わせて機能をカスタマイズすることで競合サロンとの差別化もはかれます。
前述した通り、たとえば子ども脱毛に特化した機能を追加すれば「お子さんも脱毛可能！親子で脱毛できます！」と宣伝できます。
他のサロンとは一線を画すことで幅広いユーザー層やサロンコンセプトに合ったファンづくりが可能です。

OEM脱毛機はサロンのブランディング効果を高めたい方に

サロンオリジナルの脱毛機はユーザーにとってもキャッチーです。
プロモーションやPRになるのはもちろん、よりサロンのオリジナリティを高めたい方へおすすめです。