脱毛器についてインターネットで検索すると「脱毛器」と「脱毛機」の2パターンで記載されているケースがあります。どのような違いがあるのか気になっている方もいるでしょう。
そこで今回は脱毛器と脱毛機の違いについて解説いたします。
脱毛器と脱毛機の違いとは?
脱毛器と脱毛機はサイトによって表記の仕方が異なります。しかし、表記が違ったとしても厳密な違いがありません。脱毛器と脱毛機の意味には、明確な定義がないからです。
脱毛器という表記で統一しているサイトもあれば、明確な基準を設けて使い分けているサイトもあります。サイトによって使い方が異なると考えてください。傾向としては脱毛器という表記が使われることが多いです。
脱毛器と脱毛機の分類の例
脱毛器と脱毛機に明確な意味の違いは存在しません。しかし、いくつか線引きの基準は存在します。人によって考え方は異なるため、一般的なルールではないですが、どういった線引きがあるのかは知っておきましょう。
家庭用脱毛器と業務用脱毛機
家庭用脱毛器を「脱毛器」、業務用脱毛機を「脱毛機」と表記するパターンです。一般的には性能の高い脱毛器は「脱毛機」と表記されることが多いです。家庭用脱毛器と業務用脱毛機を比較すると、業務用の方が性能面では優れているため、このように表記される傾向にあります。
家庭用脱毛器において「脱毛機」という表記を使うことはほとんどありません。業務用脱毛機に関しては「脱毛器」と「脱毛機」が混在しています。
エステ用脱毛器と医療用脱毛機
業務用脱毛機はエステ用脱毛器と医療用脱毛機に分類することが可能です。エステ用脱毛器を「脱毛器」、医療用脱毛機を「脱毛機」と表記しているケースがあります。
先ほどと同様に、2つの性能を比較すると医療用脱毛機の方が性能が高いため「脱毛機」と表記されていることが多いです。
脱毛器/脱毛機の種類ごとの特徴・違い
脱毛器には色々な種類があり、それぞれ強みや弱みがあります。脱毛器と脱毛機は、特徴にフォーカスして線引きされていることが多いため、それぞれどういった製品なのか確認しておきましょう。
- 家庭用脱毛器
- 業務用脱毛機
家庭用脱毛器
家庭用脱毛器とは、自宅で手軽に脱毛を行うための脱毛器です。脱毛器の中では値段も手頃であり、操作も簡単ですが、高い脱毛効果が期待できない場合があるというデメリットもあります。
家庭用脱毛器には「フラッシュ式」「サーミコン式」などがあります。詳しい脱毛の仕組みについては後述しているため、ぜひご確認ください。
業務用脱毛機
脱毛サロンや医療機関で使用されている脱毛器が業務用脱毛機です。業務用脱毛機の一種としてエステ用脱毛器と医療用脱毛機が存在すると考えてください。
家庭用脱毛機と比較すると性能も高く、値段も高い傾向にあります。一般家庭で利用されるケースは少なく、購入ができない場合もあります。
業務用脱毛機には以下の3つの種類があります。
- エステ用脱毛器
- 医療用脱毛機
- ニードル脱毛器
エステ用脱毛器
業務用脱毛機のうち、脱毛サロンで利用されているものがエステ用脱毛器です。使用する上で特別な資格は必要ありません。そのため、一般の方でも購入することが可能であり、自由に脱毛サロンを開業して施術を行うことができます。
誰でも使用できる一方で、医療用脱毛機と比較すると出力に違いがあります。エステ用脱毛器の方が出力が弱く、脱毛効果を得るためには時間がかかりやすいです。肌への負担が少ない、施術にかかるコストが少ないなどのメリットもあるため、一概に性能が低いと判断することはできません。
しかし、脱毛効果の面だけで比較をすると、医療用脱毛機の方が優れていると判断されることが多いです。
医療用脱毛機
医療機関で使用されている脱毛機であり、資格がないと施術を行うことはできません。肌にかかる負担も大きく、トラブルが起こる可能性が高い一方で、脱毛効果を期待しやすいという特徴もあります。
エステ用脱毛器では、永久脱毛を実現することはできません。しかし、医療用脱毛機であれば永久脱毛を行うことも可能です。
ニードル脱毛器
ニードル脱毛という脱毛方式で使用されるのがニードル脱毛器です。家庭用や業務用、医療用など種類は色々あり、医療機関とエステサロンの両方で施術を受けることが可能です。施術の内容や効果は異なりますが、どちらもニードル脱毛に該当します。
脱毛効果は高いですが、脱毛器の表記は一貫していません。医療機関でニードル脱毛を行っている場合は、脱毛機と表記することが多い傾向にあります。
脱毛のメカニズム
脱毛器によって脱毛方式は異なり、性能も大きく異なります。どの脱毛方式を採用しているかで、脱毛器と脱毛機の表記も異なる場合があります。具体的なメカニズムと性能について知っておきましょう。
光脱毛
一般的な脱毛サロンでは光脱毛が行われているケースが多いです。そのため、エステ用脱毛器は必然的に光脱毛器ということになります。家庭用脱毛器におけるフラッシュ式もメカニズムは同じです。
毛の色を構成する色素であるメラニン色素に反応するIPLという光を肌に当てて、毛に熱を加えて脱毛効果を発揮するという仕組みになっています。
光は拡散するため、肌に集中して照射することはありません。そのため、肌に熱が加わりすぎることはなく、後述するレーザー脱毛と比較して肌のダメージが少ないという特徴があります。
しかし、脱毛効果だけに着目するのであれば、レーザー脱毛の方が早く高い効果を期待しやすいです。そのため、光脱毛とレーザー脱毛という線引きで脱毛器と脱毛機を使い分けているケースもあります。
レーザー脱毛
レーザー脱毛は光脱毛と同様に、メラニン色素に反応するレーザーを照射することで脱毛をする方法です。施術に用いられる機器の出力は高く、万が一の肌トラブルが起こった場合に対応するために、医療機関でしか施術を受けられないことがほとんどです。
家庭用脱毛器にもレーザー式のものはありますが種類は少なく、医療用脱毛機と比べると性能はまるで違います。基本的に医療機関で行われる脱毛の施術は、レーザー脱毛に該当することが多いです。
永久脱毛治療を行えるのも大きなメリットです。しかし、脱毛の施術を受けるためのコストが高い、アトピーや肌荒れといった肌の状態によっては施術が行えないなどのデメリットもあります。
サーミコン式
家庭用脱毛器の一種としてサーミコン式が存在します。脱毛器というよりは除毛器であり、イメージとしては電気シェーバーに近いです。肌の表面に出ているムダ毛を直接処理する方法となります。
家庭用脱毛器はサーミコン式のように比較的簡単に脱毛ができる方式を採用している脱毛器が数多くあります。他の方式と比べて性能面では高くない反面、誰でも手軽に取り組みやすいのがメリットとなっています。
脱毛方式に関わらず、家庭用脱毛器に「脱毛機」という表記が使われることはありません。
脱毛器と脱毛機の違いは性能にあることが多い
脱毛器と脱毛機の表記の違いに、厳密な定義はありません。しかし、一般的には性能によって線引きをしているケースが多いです。性能の解釈にも色々な観点がありますが「どれだけ早く脱毛効果が得られるか」「高い脱毛効果が期待できるか」などを基準としている傾向にあります。
サイトをチェックしていると、脱毛器と脱毛機の違いについて気になることもあるでしょう。その際は、性能によって使い分けがされているかもしれないと、一つの可能性として考えてください。
この記事の執筆者
業務用脱毛機器アカデミー編集部
業務用脱毛機器アカデミーは、脱毛サロンの新規開業や脱毛機器の買い替えを検討しているサロンオーナー様に役立つ情報をご紹介するWebサイトです。元脱毛機器メーカー営業や脱毛サロンオーナーをはじめとする美容のプロたちが厳選した「本当に売上UPに繋がる」脱毛機器を徹底比較してランキング形式で掲載しています。
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