海外の脱毛事情を解説！日本とはどれくらい違う？

日本と海外の脱毛文化の違い

現代の日本において、「脱毛」という文化はもうすっかり普及したといっていいでしょう。
女性からの人気が高いことはもちろん、今では男性専用の脱毛サロンも増え、さらに少し前までは脱毛のイメージがほとんどなかった子どもや、中・高年齢の人でも、脱毛する人が急激に増加しています。

しかし、こんな日本でも実は海外に比べると脱毛をする人がまだまだ少ないという事実をご存知でしょうか。
もちろん国にもよりますが、日本より脱毛が普及している国は決して少なくありません。

そこで、今回の記事では日本と比較した海外の脱毛事情を解説していきます。
意外な発見もあると思うので、興味があればぜひ最後までご覧ください。

海外ではどれくらいの人が脱毛している？

早速、海外ではどれくらい脱毛が普及しているかという話になりますが、アメリカを例に挙げてみると、脱毛経験のある人の割合は、成人ならなんとほぼ100%！

特にVIO脱毛の人気が高く、男女関係なく、ほぼ全員がVIOを脱毛した経験があるそうです。
また、女性の半数は完全にツルツルで、いわゆるハイジニーナ脱毛をしているということになります。

これはアメリカに限った話ではありませんが、VIOゾーンに毛が生えていることを不潔・不衛生と感じる国は案外多く、脱毛しておくことはもはやエチケットの一つ。
そのため、世界的に見れば日本の方が少数派ということになります。

海外ではワックス脱毛の人気が高い

海外は日本と比較してワックス脱毛の人気が非常に高いです！
その理由はいくつか考えられますが、一つは脱毛料金の高さ。

物価などの違いもありますが、ほとんどの国においてレーザー脱毛や光脱毛は高額。
その点は日本と大して変わりませんが、ワックス脱毛ならそれと比較してかなり安価に脱毛することができます。

レーザー脱毛や光脱毛のように毛量が減っていくことはないため、定期的に処理をし続ける必要はありますが、安価に、手軽に、きれいに脱毛できるというのは確かに魅力です。
海外ほどではありませんが、日本でも以前から人気があるムダ毛処理法ですね。

茶髪や金髪の人の脱毛が難しい

レーザー脱毛や光脱毛は毛に含まれるメラニンという黒い色素に反応して効果を発揮します。
つまり、色素が薄い茶髪に対しては効果が薄く、金髪などに関してはほぼ効果がありません。

そして、我々日本人が抱いているイメージ通り、海外の人はもともとの地毛が茶髪や金髪ということが珍しくありません。
ちなみに、髪の毛の色素が薄い人は、体毛も同様に色が薄い傾向にあるため、そもそもレーザー脱毛や光脱毛をしても意味がないという人も中にはいます。

しかし、ワックス脱毛は体毛をワックス液に粘着させて引き剥がすという脱毛方法であるため、毛の色などは特に関係ありません。
これもワックス脱毛が人気である理由の一つだと言えるでしょう。

日本人は脱毛を恥ずかしがっている？

海外の人から見て日本人の脱毛に対する意識がどう見えているのかというと、やはりまだまだ恥ずかしがっている印象を受けるそうです。
ちなみに日本人で脱毛経験がある人の割合は、20～30代の女性でおよそ6割、男性で2割ほど。

確かに、一昔前に比べて脱毛に対する抵抗はかなり減りましたし、脱毛をした人に対して嫌悪感を抱く人もほとんどいなくなりました。
脱毛サロンの広告を見かける機会も増え、「自分も脱毛してみたい」と興味を抱く人はかなり増えましたが、実際に経験した人の数は実はそこまで多くないというのが現状です。

特に男性で脱毛経験がある人はまだまだ少なく、実際には「脱毛経験がある男性の知り合いが数人いる」という程度の人が多いのではないでしょうか。

脱毛に対する認識の違い

しかし、日本と海外の違いは、ただ単に脱毛をしているかどうかというシンプルなものではないようです。

例えば日本人の場合、腕・脚・ワキのように、他人の目に付きやすい部位を優先的に脱毛する人が多いです。
VIOを脱毛する人も少なくはありませんが、多くは形を整える、量を少なくするという程度で、完全に毛をなくすハイジニーナ脱毛までする人はそこまで多くありません。

男性に関しても、一番人気の脱毛部位であるヒゲを永久脱毛することはあっても、VIOゾーンの毛を完全になくしてしまう人はまだまだ珍しいです。

一方、アメリカやヨーロッパの人は、VIO脱毛を最優先する傾向が非常に強いです。
この点に関しては先ほど解説した通りで、アメリカでは約半数の人がハイジニーナ脱毛をしています。

ただそれに対して、女性でもワキ毛を生やしっぱなしにしている人が案外多いです。
日本ではなかなか珍しいことですが、そもそも体毛や脱毛に対する認識に大きな差があります。

脱毛に無頓着な国もある

これまでは脱毛に積極的な国について触れてきましたが、反対に脱毛や体毛に全く無頓着な国もあります。

その一つが中国。
多種多様な文化が存在しているため、一概には言えませんが、女性でも体毛のムダ毛処理を全くしない人が珍しくなく、脱毛サロンもほとんどないそうです。

他にも、毛が生えていることをセクシーと捉える国もあり、むしろ脱毛することがあまり常識的ではないという印象を受けるのだとか。
そう考えると、日本より脱毛文化が盛んな国はあれど、比較的体毛の処理に関しては積極的な国と言えるでしょう。

日本の脱毛技術は世界トップクラス

最後にお伝えしたいことは、日本の脱毛技術は世界でもトップクラスということ！

そもそも脱毛の歴史は非常に古く、「毛を抜く」という文化自体は紀元前から既に存在していたという記録があります。
その後、20世紀に脱毛技術は飛躍的な進化を遂げてきましたが、日本にその技術が伝わってきたのは1970年代。
当時はアメリカやヨーロッパの技術の方がよほど優れていました。

しかし、21世紀に入り、日本でも脱毛が徐々に流行！
それに伴って多くの美容機器メーカーが脱毛機の開発に着手するようになり、今では海外の脱毛機以上の性能を搭載しています。

国によって脱毛文化は全く違う！

海外の脱毛事情について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
国によって脱毛文化は多種多様で、日本とも大きな違いがあります。

非常に興味深いですが、少なくとも日本では今後もっと脱毛の人気は伸びていくことでしょう。
それと一緒に脱毛機もどんどん進化していくと思いますし、そのうち世界有数の脱毛大国に数えられるようになるかもしれませんね。