全身脱毛は疲れる…疲れの原因と対策方法はこれ！

全身脱毛の施術後に疲れでぐったりしてしまう方は少なくないのではないでしょうか。「ただベッドで横になっているだけなのになぜ？」と思うかもしれませんが、その疲れは正常なもの。

この記事では、全身脱毛後に感じる疲れの原因を解説し、疲れを軽減するためのポイントをご紹介します。疲れによるストレスを減らし、快適に脱毛を続けましょう。

全身脱毛後の疲れ

脱毛サロンやクリニックで全身脱毛をした後に、「疲れ」や「だるさ」を感じることがあります。以下のような体調不良が起こる場合も考えられます。

• 熱っぽい
• 過剰に汗が出る
• 吐き気がする
• 頭痛がする
• めまいがおこる
• 動悸がする
• 悪寒がする

疲れは大きく体の疲れ（肉体疲労）と心の疲れ（精神疲労）、病気による疲れ（病的疲労）の3種類に分けられます。全身脱毛後の疲れの多くは一時的な体と心の疲れであると考えられます。

全身脱毛で疲れる原因

全身脱毛で疲れる原因としては、以下の6点が考えられます。

• 体に熱がこもる
• 痛みを我慢する
• 水分不足になる
• 慣れない環境に緊張してしまう
• 施術に協力しなければならない
• 施術時間が長い

体に熱がこもる

サロンで行う光脱毛やクリニックのレーザー脱毛では、毛根のメラニン色素に反応をする光を照射して熱による刺激を与えます。そのため、脱毛後は体に熱がこもっています。

脱毛機を使用したことによる熱刺激で体温が上昇すると、早く熱を下げようと免疫機能が働きます。体内で免疫反応が起こるとエネルギーを多く消費するため、疲れを感じやすいです。

痛みを我慢する

サロンやクリニックで用いられる脱毛は、レーザーや光の熱が直接肌に作用するため、施術に痛みを伴うことが多いです。脱毛方式の違いや個人差によって痛みの感じ方はそれぞれですが、痛みを我慢することで体に力が入り、疲労が蓄積してしまいます。

特に脇やVIOを施術する、クリニックでレーザー脱毛を受けるといった場合は痛みがより強くなる傾向にあります。脇やVIOなど毛が太く濃い部位には熱が集まりやすく、痛みを感じやすくなります。クリニックのレーザー脱毛は、サロンで行われる光脱毛に比べて出力が強く、肌への刺激が強いです。

痛みが強ければ精神的にもストレスを感じやすくなり、疲れがたまりやすくなるでしょう。

水分不足になる

先述したように、全身脱毛では体に熱がこもり、火照った状態になります。熱によって体の水分が失われ軽い脱水症状になることも。

体内の水分量が減ると、血液の循環が悪くなります。血液がスムーズに流れないと、体の酸素が不足して疲労感や倦怠感を覚えるケースも少なくありません。

慣れない環境に緊張してしまう

全身脱毛は長時間肌を露出することに加え、あまり見られたくないムダ毛を他人に見せなければなりません。特にVIOの施術は恥ずかしさが強く、緊張によるストレスを感じてしまうことも。

徐々に慣れてくればリラックスして施術を受けることができますが、初めのうちは緊張により体に余分な力が入り、疲れを感じてしまうかもしれません。

施術に協力しなければならない

ただ横になっているだけで脱毛が完了すれば良いですが、実際はスタッフが施術しやすいよう都度体勢を変えなければなりません。

体勢を大きく変えたり、腕を上げたりすることも多く、終わるころには身体的に疲れてしまうことも珍しくないでしょう。

施術時間が長い

以前に比べると早くなりましたが、全身脱毛の施術にはどうしても時間がかかってしまいます。医療脱毛では1回90～120分、サロン脱毛だと1回60～90分が目安といわれており、施術が長時間に及ぶほど疲れがたまりやすいです。

家のベッドで長時間横になっていて妙に疲れてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。長時間横になっていると血行不良や筋肉の凝りにより疲れやだるさが生じやすくなります。

ベッドに寝転がって長時間の施術を受ける全身脱毛においても、同様の理由から疲れを感じやすい傾向にあるようです。

全身脱毛の疲れを軽減する対策

では、全身脱毛の疲れを軽減する対策は何があるのでしょうか。施術前、施術中、施術後に分けてそれぞれ紹介していきます。

施術前

施術前の対策は以下の通りです。

• 体調を整えておく
• 痛みの少ない脱毛方法を選ぶ

体調を整えておく

先述したように、全身脱毛では体に大きな負担がかかります。前日の夜は早めに寝る、水をこまめに補給しておくなど、体調を整えて臨みましょう。

体調が万全でない状態に脱毛すると、さらに症状が悪化してしまうことも。無料キャンセルができない場合でも、体調を考慮して予約を取りやめるのが無難です。

痛みの少ない脱毛方法を選ぶ

脱毛の施術では痛みが伴うことが一般的です。ただ、近年増えている痛みの少ない脱毛方法を選択することでストレスを緩和することが可能です。蓄熱式脱毛（SHR脱毛）と呼ばれる脱毛方式は、肌に加える熱の温度が低く、痛みが少ないです。

施術中

施術中の対策は以下の通りです。

• 音楽を聴く
• スタッフとの会話を楽しむ
• 寝る

音楽を聴く

好きな音楽を聴きながら脱毛を受けると、気分が良くなり痛みや疲れを忘れることができるでしょう。

ただ、サロンによっては施術中に音楽を聴くことが禁止されているところもあるため、事前に確認しておくと良いです。大手チェーンの脱毛サロンは規約が厳しい可能性があります。

スタッフと会話を楽しむ

多くのサロンやクリニックでは、スタッフが緊張を緩和させたり痛みがあるか確認したりといった目的でお客様に話しかけてくれます。適度にスタッフと会話することで緊張がほぐれ、疲れを紛らわせることができます。

もちろん無理に話す必要はありませんが、スタッフに美容や脱毛に関する悩みを相談したり、雑談や世間話をしてみても良いかもしれません。

寝る

可能であれば、施術中に寝てしまうのも1つの手段です。緊張を忘れて施術を受けられるため疲れを緩和できます。大手チェーンの脱毛サロンの中には、必要最低限の会話以外を避けられる「スリープモード」といったお客様がストレスなく施術を受けられるような配慮を行っているところもあります。

熟睡するのは難しいかもしれませんが、ウトウトするだけでも疲れを軽減できます。

施術後

施術後の対策は以下の通りです。

• チョコレートを食べる
• 水を飲む
• 安静にする

チョコレートを食べる

全身脱毛で生じる疲れや熱っぽさの緩和には、実はチョコレートが効果的です。チョコレートに含まれるカカオには、以下の効果があるといわれています。

• 熱っぽさの解消
• だるさの軽減
• ストレスの軽減
• リラックス効果

施術後には、カカオ含有量の多いチョコレートを摂取すると良いでしょう。

水を飲む

先述したように、全身脱毛を行った後は体に熱がこもり、水分が失われます。

施術前だけでなく、施術後もしっかりと水を飲んで体内の温度を下げることで、疲れや熱っぽさを軽減することができます。

安静にする

全身脱毛を行った体は疲労が蓄積している状態にあります。特に最初のうちは慣れないこともあり、急激に疲れが襲ってくることも。

全身脱毛には体力的な負担がつきものです。休日をまるごと美容のために費やす「美容デー」を設けるなど、1日に複数のサロンや美容院に通う予定を立てている方は注意しましょう。自分の体と相談して調子が良くなければ、脱毛後は予定を入れずに家でゆっくり休むことも大切です。

また、脱毛直後の飲酒や入浴は控えてください。飲酒や入浴によって血行が良くなり肌表面の温度が上がると、脱毛後の副反応である赤みやかゆみが出やすくなり、肌トラブルに繋がります。

疲れない工夫をして全身脱毛に通おう

いかがでしたでしょうか。本記事では、全身脱毛が疲れる原因と、疲れないための対処法をご紹介しました。

疲れには精神的なものと、身体的なものがあります。様々な原因から疲れを感じやすい全身脱毛ですが、今回紹介した方法で緩和できる疲れは多くあります。しっかりと対策を行って、快適に脱毛に通い続けましょう。