脱毛の歴史と最新技術の進化がすごすぎる!

脱毛はいつ始まった?

今は当たり前のように行われている脱毛。
街中には、小さな個人サロンから大手チェーン店まで、脱毛サロンや脱毛クリニックが乱立しています。
また、最近では自宅で簡単に脱毛できる家庭用脱毛器もかなりの種類が販売されており、脱毛技術は年々進化してきています。

ところで、その脱毛という技術や文化は、いつどのように生まれたのでしょうか。
さかのぼってみると意外と面白いストーリーがあるので、今回のコラムでは脱毛の歴史について触れていきます。

脱毛の始まりと最初の脱毛方法

早速、脱毛がいつ生まれたのか、どうやって世界中に広まっていったのか解説していきます。

紀元前4000年

脱毛の文化が生まれたのは、およそ紀元前4000年前と言われています。
日本だと縄文時代にあたりますが、人間がやっとまともに道具を使い始めたこの時代には既に脱毛という文化が誕生していました。

地中海の古代オリエントの書物に脱毛についての記述がありますが、当時は紐で毛を挟んで抜いたり、硫黄・石灰・デンプンなどを混ぜたものをワックスのように使用して、脱毛していたそうです。

紀元前1500年

およそ紀元前1500年頃には、エジプトでも脱毛文化が生まれていたことがわかっています。
カメの甲羅に焼いた蓮の葉、油、カバの脂肪などを入れて脱毛剤を作成し、脱毛していたようです。
「そんなもので脱毛できるの?」と思ってしまいますが、現代でも使用されているワックスにも油性のものはありますし、全くの見当違いということもなかったのでしょう。

紀元前30年

紀元前30年頃には、世界三大美女の一人でもあるクレオパトラも脱毛していたという記録が残っています。

ハチミツ・砂糖・レモン汁を使った脱毛剤を使用していたそうなのですが、これも現代で使われているハニーワックスやシュガーワックスそのもの!
今から2000年以上も前に、現代にも通用する脱毛剤が開発されていたなんて驚きです。

また、エジプトの遺跡からは青銅のカミソリなんかも発見されていますし、毛抜きに使用されていたのではないかと考えられる鉗子(手術などで使用されるはさみのようなもの)も見つかっています。

17世紀

一気に時代は進んで17世紀、ヨーロッパでは毛を抜くためのピンセットが流行していたようです。
もともとは目に入るまつげを抜くという目的のために作られたそうなのですが、美意識の高い宮廷の女性たちは、眉毛を整えたり、ムダ毛を抜くために使っていたのだとか。

日本で脱毛が始まったのはいつ?

世界では想像よりかなり前に脱毛文化が生まれていましたが、日本における脱毛の歴史はどうなのでしょうか。

平安時代

今でこそ世界トップクラスの脱毛技術を誇る日本ですが、文化の歴史自体は世界に比べるとかなり浅いです。
わかっている範囲で一番古い記録は平安時代。
貴族の女性を中心に、眉毛や額の毛を抜き、足りない部分は墨で書き足すということが流行していたようですが、その頃には既に現代の女性と同じようなことをしていたんですね。

江戸時代

江戸時代になると、遊郭の女性の間で全身脱毛が流行しました!
小石で挟んで抜く、線香で焼き切る、油と軽石を混ぜた脱毛剤を使用するなど、様々な脱毛方法が開発されてきました。
現代から見ればまだまだ原始的ですが、「線香で焼き切る」というのは現代の熱による脱毛方法と共通していますね。

明治時代

明治時代には、世の女性の美意識はより一層高まり、永久脱毛をしたいと思うほどになりました。
中には硫黄を肌に塗りこんだり、毛を抜いた後の毛穴に針を入れるなど、大きな危険を冒してでも体毛を何とかしたいという強い意識があったようですね。

そして、1875年にはついに現代のニードル脱毛の原型となる電気分解脱毛法が、アメリカの眼科医であるチャールズ・E・ミッチェルによって生み出されました。
毛根に直接電流を流すという脱毛法で、まさに現代の脱毛技術のルーツとも呼べるでしょう。

大正時代

しかし、開発されたばかりの電気脱毛は非常に強い痛みを伴うため、幾度となく改良されてきました。
現代のニードル脱毛(電気脱毛)もかなりの痛みがありますが、それより強い刺激が襲いかかるとなると、想像するだけで恐ろしいです。

そして日本では大正時代にあたる1916年、ポール・N・クリーという人が、電気分解脱毛器として市販を開始します。
これによって医師でなくても脱毛することが可能となり、今でいう脱毛サロンも誕生したそうです。

現代

それからというもの、脱毛技術はものすごい早さで進化してきました。
1924年にはフランスで高周波脱毛法、1948年には電気脱毛と高周波脱毛を組み合わせたブレンド脱毛法が開発されています。

日本にそれらの技術が伝わってきたのは、初めて電気分解脱毛法が開発されてからおよそ100年後の1970年代。
その頃には日本でも洋服が当たり前になってきたことから、特にワキ脱毛の人気が高まっていたようです。
また、それと同時に国内でも専門の電気脱毛技術者が施術するエステサロンができてきました。

その後まもなく、1980年代にはレーザー脱毛器が誕生します。
1983年にハーバード大学のロックス・アンダーソン博士が選択的光熱融解理論を発表したことで、さらにレーザー脱毛の技術が発展。
日本には1997年になって初めてレーザー脱毛器が輸入されました。

続くように翌年の1998年、光脱毛も日本に伝わります。
レーザー脱毛より痛みが少なく、費用もかからない光脱毛はエステサロンでも好評で、大手企業もついに脱毛業界に進出。
いよいよ脱毛という文化は全国に広まることになりました。

長い歴史があるからこそ今の技術がある!

脱毛の歴史を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
紀元前4000年には既に脱毛文化があったなんて驚きですが、やはり人間の美に対する意識は昔から不変ということでしょうか。

しかし、そのような歴史の積み重ねがあったからこそ、現代の素晴らしい脱毛技術があるのだと言えます。
今だに脱毛技術は年々進化していますし、これからもっと発展していくことでしょう。

この記事の執筆者

業務用脱毛機器アカデミー編集部

業務用脱毛機器アカデミーは、脱毛サロンの新規開業や脱毛機器の買い替えを検討しているサロンオーナー様に役立つ情報をご紹介するWebサイトです。元脱毛機器メーカー営業や脱毛サロンオーナーをはじめとする美容のプロたちが厳選した「本当に売上UPに繋がる」脱毛機器を徹底比較してランキング形式で掲載しています。

業務用脱毛器ランキングBEST3

  • 1位

    CLEAR/SP-ef

    THR脱毛・氷結脱毛で痛みが少ない業務用脱毛器

    CLEAR/SP-ef
    • 本体価格

      208万円

    • 1ショット

      0.18

    独自の最新技術「THR脱毛」が搭載されているCLEAR/SP-ef。痛みが少なく、顧客満足度向上に貢献ができる業務用脱毛器です。脱毛に掛かる時間は、最短20分。脱毛サロンの回転率改善に繋がります。女性だけでなく、男性や子どもにも対応したハイスペックマシンです。

    公式サイトを見る 詳細はこちら
  • 2位

    マスターライト V3

    日本初のS-IPL方式と同時高速冷却搭載の
    純日本製マシン

    マスターライト V3
    • 本体価格

      490万円

    • 1ショット

      0.56

    完全・純日本製の脱毛器。宇宙産業も手掛ける企業の高い技術力と、迅速なサポート体制を提供します。光脱毛の弱点を克服した「S-IPL方式」を日本初導入。加えて、同時高速冷却で高い回転率を実現します。安全性・技術力・スピードの全てを兼ね備えた業務用脱毛器です。

    公式サイトを見る 詳細はこちら
  • 3位

    ルネッサンスGT-R

    個人サロン支持率高!コンパクト・超軽量な業務用脱毛器

    ルネッサンスGT-R
    • 本体価格

      390万円

    • 1ショット

      0.4

    自宅サロンで導入しても邪魔にならないコンパクト・超軽量の『ルネッサンスGTR』は、重さ19キロ。メンテナンスも簡単です。価格は平均的で保証期間は3年と親切です。メンズ脱毛については同メーカーから専用機が発売中です。

    公式サイトを見る 詳細はこちら

ヒット中のコンテンツ

業務用脱毛機器アカデミー運営チーム

業務用脱毛機器アカデミーは、サロン経営者やこれから独立する方を支援するために開設された、業務用脱毛器専門の比較サイトです。業界に精通したプロを中心に運営しており、最新の脱毛事情や、経営に役立つ情報を発信していきます。