脱毛サロンを運営する上で、固定費として色々なお金がかかります。その中の1つである電気代は、最近値上がりを続けていることもあり、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は業務用脱毛機の電気代について解説いたします。電気代を考慮した業務用脱毛機の選び方を知っておくことは、円滑な経営を続けるために欠かせません。
業務用脱毛機の電気代を左右するポイント
電気代はどういった業務用脱毛機を選ぶかによって大きく変わるので、それを左右するポイントについて知っておくのが大切です。
ワット数
業務用脱毛機は種類によってワット数が定められています。1時間業務用脱毛機を動かした場合は、ワット数が高ければ高いほど電気代も高くなります。
業務用脱毛器 | ワット数 |
CLEAR / SP-ef | 1650W |
バイマッハ | 1500W |
ルミクス-A9 | 2400W |
CUBE DUO PRO | 1200W |
シャルム | 4000W |
ルテラ | 850W |
代表的な業務用脱毛機とワット数についてまとめました。同じ業務用脱毛機でも、大きな違いがあることがわかります。この中で一番ワット数が高いシャルムと一番低いルテラでは、5倍近くの差があるので、電気代もそれだけ差があることになります。
施術時間
業務用脱毛機は使っている時間が短ければ短いほど、電気代が安くなります。施術時間を短くするためには、エステティシャンの技量を高めないといけないと考えている方もいるかもしれませんが、業務用脱毛機によってある程度施術にかかる時間は決まっています。パワーが強く効率の良い脱毛なら施術時間は短くなりますが、逆に何度も往復照射する必要がある場合は長くなってしまいます。
つまり、電気代を節約するためには、単純にワット数だけで業務用脱毛機を選べば良いというわけではありません。ワット数が高くても施術時間が短いという業務用脱毛機もあります。どれくらいの施術時間がかかるのかについては、実際に使用してみないとわからない部分もあります。無料でデモ体験をさせてくれる業務用脱毛機メーカーも多いので、購入する前に一度触ってみてください。
口コミで使用感を確認しつつ、体感で早く施術ができそうな業務用脱毛機を選べば後悔することは少ないでしょう。
使用年数
電化製品全てに共通している点なのですが、使用年数が長ければ長いほど内部の機器が劣化し、電力効率が悪くなります。同じ施術を行った場合でも、数年使った業務用脱毛機と新品の業務用脱毛機を比べたら、新品の方が比較的消費電力が少なくなります。
業務用脱毛機の購入を考えている方の中には、コストを削減するために中古品を検討している方もいるかもしれません。購入にかかるコストは下がりますが、消費電力が増える可能性がある点には注意をしてください。
中古品でも未使用であれば、消費電力が高くなっている可能性は低いので、中古品を選ぶ際には、未使用に近いものから選ぶのも良いかもしれません。
ワット数と電気代の考え方
ワット数から電気代がどのように求められるかについて知っておきましょう。電気代は次の式で求められます。
ワット数 ÷ 1000 × 電気代単価 = 1時間当たりの電気代
例として以下の場合の電気代について確認してみましょう。
- 脱毛機のワット数:2000W
電気代単価:30円
1日の使用時間:8時間
1ヵ月の営業日数:20日
この場合だと月額で9,600円、年間で115,200円の電気代がかかります。仮に脱毛機のワット数が1000Wだとしたら月額4,800円、電気代は57,600円となります。ワット数が違うだけで、金額に大きな違いが出ることがわかるでしょう。
電気代の単価については契約している電力会社に確認をしてみてください。契約した当初と比べると徐々に変化しているので、都度確認しておくことをおすすめします。
待機電力が発生している可能性がある
業務用脱毛機は使用していない間も電気代が発生している場合があります。コンセントに刺したままにしておくと、わずかではありますが電気代が発生し続けているので、使わない時は抜いておくことをおすすめします。
W数だけではなくV数にも注目する必要がある
一般的な建物で使われているコンセントは100Vですが、業務用脱毛機には定格電圧が200Vのものがあります。200Vの方が業務用脱毛機のパワーが強く、消費電力も高くなります。
100Vのコンセントでは200Vの業務用脱毛機を動かすことができないので、工事を行わなくてはいけません。200Vの業務用脱毛機の購入を検討している方は、工事代がかかることを知っておきましょう。
脱毛サロンの電気代を節約する方法
電気代の高騰に伴い、脱毛サロンの電気代を安くしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。簡単に安くするのは難しいですが、方法はあります。電気代に悩んでいる方は、ぜひ取り組んでみてください。
施術時間を短くする
施術時間を短くすればするほど、電気代は安くなっていきます。短くするのは簡単ではありませんが、エステティシャンにしっかりと教育を行い、経験を積ませれば可能です。
施術時間が短くなれば、お客様が施術の際に受ける負担も少なくなるため、より多くの集客を期待できるでしょう。脱毛サロンの評判を高めていく意味でも、欠かせないポイントです。
しかし、すぐに施術時間を短くするのは難しいです。現時点での電気代の支払いに悩んでいるという方は、他の方法で電気代を節約するのをおすすめします。
契約している電力会社のプランを見直す
電力会社の中には、特定の条件で電気代がお得になるプランを設けているものがあります。電気を使えば使うほど単価が安くなっていくプランや、ある一定時間の電気代が安くなるプランなど、内容は様々です。
電力会社を乗り換える際にも手数料や新しい設備の導入などのコストがかかる場合がありますが、長い目で見たら大幅な電気代の節約に繋がるかもしれません。一度、色々な電力会社を比較してみるのをおすすめします。
その際には解約にかかる手数料や工事費用がかかるかどうかにも着目してください。長い目で見れば電気代が安くなるような場合でも、一時的には多額の費用が必要な場合があります。
業務用脱毛機以外の機器を最新のものにする
電気を使っているのは業務用脱毛機だけではありません。老朽化したエアコンや冷蔵庫などは、多くの電気代を使っている可能性があります。それらを新しいものにするだけでも大幅に電気代の節約になるでしょう。
しかし、機器は経年劣化することを考慮しなくてはいけません。劣化するたびに新しいものを購入していると、逆にお金がかかってしまいます。機器を交換するコストと電気代を比較した上で、交換するかどうかを決めてください。
業務用脱毛機にかかる電気代以上の利益を上げよう
いかがでしょうか。業務用脱毛機にかかる電気代について解説いたしました。
脱毛サロンを営業していると、電気代が高くなってしまうのはどうしても避けられません。お客様に対して快適なサービスを届けるためには、仕方がない場合もあります。電気代の節約方法について意識することも大切ですが、もっと大切なのは電気代の高騰が気にならないくらい利益を上げることです。
電気代というコストがかかったとしても問題にならないくらいの脱毛サロンを経営することを心がけてください。

この記事の執筆者
業務用脱毛機器アカデミー編集部
業務用脱毛機器アカデミーは、脱毛サロンの新規開業や脱毛機器の買い替えを検討しているサロンオーナー様に役立つ情報をご紹介するWebサイトです。元脱毛機器メーカー営業や脱毛サロンオーナーをはじめとする美容のプロたちが厳選した「本当に売上UPに繋がる」脱毛機器を徹底比較してランキング形式で掲載しています。
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