脱毛ブームは終わりを迎えた!?

脱毛業界は数年前から急速に注目を集め、多くのサロンが次々と開業されてきました。しかし最近では「脱毛ブームは終わった」といった声も聞かれるようになり、これから脱毛サロンを開業しようと考えている方の中には、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、脱毛ブームが終わりと言われている理由について詳しく解説します。これから脱毛サロンを開業する上で大切なことも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

脱毛ブームが終わりと言われている理由

脱毛ブームが終わりという声は少なくありません。実際に大手サロンでも経営が厳しくなり、廃業するというケースが増えています。脱毛ブームが終わりと言われている理由は、主に3つあると考えられます。

それぞれ詳しく解説します。

脱毛サロンの数が急速に増えたから

脱毛ブームの拡大に伴い、新規サロンが全国的に乱立しました。特に都市部では、駅近に複数のサロンが並ぶことも珍しくなく、顧客の取り合いが激化しました。

当然ですが価格競争が激しくなり、収益性が下がったことで撤退を余儀なくされるサロンも増えてしまいました。過度な価格競争によって脱毛サロンの閉店が相次いだのが、脱毛ブームが終わりと言われている1つの理由といえるでしょう。

大手サロンが施術価格を大幅に下げたから

大手サロンの参入によって、全身脱毛が月額数千円で受けられる時代になりました。そのため、中小規模のサロンが価格で勝負するのは難しくなり、利益確保が困難になっています。

脱毛機器や人件費といった固定費に対し、単価が下がりすぎたことで「儲からないビジネス」という印象が強まっている点も、ブームが終わったと言われている理由の1つでしょう。

脱毛を経験したことがある方が増えたから

一時期に比べ、男女問わず脱毛を経験したことのある層が増えています。特にミドル世代の女性や、若年層の男性の間では脱毛が一般的になっており、新規顧客の獲得が難しくなってきました。競争が激しい業界でありながら、集客が難しくなっているのも脱毛ブームが落ち着いてきた理由の1つです。

現在でも脱毛の需要は高い

「脱毛ブームは終わった」といわれる一方で、現在でも脱毛自体の需要は高いです。特に、美容意識の高まりや多様化するニーズにより、脱毛の価値は一層広がっているともいえます。

また、コロナ禍を経て「自分磨き」や「セルフケア」への関心が高まったことも、脱毛需要が高まっている要因となっています。マスクを外す場面が増えたことから顔脱毛への関心は高まっており、ウェディングや撮影など特別なイベント前になると、脱毛を利用する方は多いです。

医療脱毛との棲み分けも明確になりつつあり、「痛みが少ない」「通いやすい」「価格が手頃」といった点からエステ脱毛を利用したいと考える層は少なくありません。脱毛自体の需要は確実に存在しているので、ビジネスとしてはまだ可能性を秘めている業界といえるでしょう。

これから脱毛サロンを開業する上で意識するべきポイント

脱毛ブームは終わったといわれている現在において、ただ脱毛サロンを開業するだけでは安定して稼げません。脱毛サロン経営で安定して利益を得るためには、競合サロンとの差別化が重要です。具体的には、以下のポイントを意識する必要があります。

それぞれ詳しく解説します。

ターゲットを明確にする

「誰に向けたサロンにするのか」を明確にすることは重要です。女性向けなのか、男性向けなのか、あるいはキッズや中高年層に特化するのかによって、内装や施術内容、広告戦略が大きく変わります。

競合が多い中で選ばれるサロンになるためには、特定層に刺さるサービス設計をしなければいけません。そのためには、ターゲットを明確にするのが重要といえるでしょう。

通いやすい立地を選ぶ

脱毛サロンが安定して獲得するためには、リピーターを獲得することが欠かせません。リピーターを獲得するためには、脱毛サロンの通いやすさが重要です。

駅近・人通りの多い場所はもちろん、競合サロンの密集度や地域の属性(学生街・住宅街など)を把握しましょう。家賃が高すぎると利益が少なくなるため、費用対効果をしっかりと計算することが大切です。

使用する脱毛機器にこだわる

施術効果や施術時間、肌への負担などは、使用する機器によって大きく異なります。導入費用だけでなく、冷却性能・照射面積・メンテナンスコスト・メーカーのサポート体制などもチェックして導入する脱毛機器を選びましょう。

施術メニューと価格を工夫する

施術の安さだけで勝負すると、大手や格安サロンとの競争に勝てなくなってしまいます。自分のターゲットに合った価格帯・回数・部位別メニューを設計することで、選ばれる理由をつくりましょう。

また、「都度払い」「月額制」「回数券」など支払い方法を多様化させることも、顧客満足度を高める上でおすすめです。

SNSや口コミを活用する

広告費を大量にかけなくても、InstagramやLINE、Googleビジネスプロフィールなどの無料ツールを上手に活用することで、効果的な集客が可能です。特に脱毛サロンは、「どんな人が施術を行っているか」「脱毛サロンの清潔感」といった要素が重視されるため、写真や動画の見せることが集客に直結します。

開業前からの情報発信をしておき、顧客から信用を集めておきましょう。

脱毛ブーム・脱毛サロン開業に関するよくある質問

脱毛ブームや脱毛サロン開業に関してよくある質問をまとめました。脱毛サロンの開業を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

Q. 脱毛ブームは本当に終わったの?

一時期のような急成長は落ち着いたものの、脱毛の需要が消えたわけではありません。ターゲットや地域を明確にすれば安定した集客は十分に可能です。

Q. 脱毛サロンの開業資金はいくらぐらい必要?

サロンの規模や場所、導入機器の種類によって異なりますが、目安としては300万〜800万円ほどが必要です。

Q. 競合サロンが多い地域でも勝てる可能性はある?

競合との差別化(施術メニュー・接客・内装・営業時間・SNS戦略など)をしっかり考えれば、勝てる可能性は十分にあります。しかし、リスクがあることも十分に理解しておきましょう。

Q. 脱毛サロンは今からでも開業する価値がある?

十分にあるといえます。しかし、開業すれば儲かる時代ではないため、事前の準備・市場調査・ターゲット設定が重要です。選ばれる理由を明確にできるサロンであれば、この時代であっても十分に成功する可能性はあるといえるでしょう。

脱毛ブームは終わりつつあるが脱毛自体の需要は高い

脱毛ブームが終わったといわれているため、脱毛サロンの開業に不安を感じる方も多いかもしれません。しかし、現在でも脱毛ニーズは根強く、需要は確実に存在しています。適切な戦略とターゲット剪定を行えば、これから開業するサロンでも十分に成功を狙うことは可能です。

重要なのは、自分の強みを活かして「選ばれる理由」を明確にし、地域や顧客層に合ったサービス設計を行うことです。価格だけに頼らず、機器・メニュー・集客方法などあらゆる面で差別化を図ることが、これからの脱毛サロン経営では求められます。

ブームに流されず、地に足のついた経営を行うことが、持続可能な脱毛サロン運営への第一歩といえるでしょう。開業するかどうか迷っている方は、長期的な目線でどのような脱毛サロンにするべきかを考えるようにしてください。

この記事の執筆者

業務用脱毛機器アカデミー編集部

業務用脱毛機器アカデミーは、脱毛サロンの新規開業や脱毛機器の買い替えを検討しているサロンオーナー様に役立つ情報をご紹介するWebサイトです。元脱毛機器メーカー営業や脱毛サロンオーナーをはじめとする美容のプロたちが厳選した「本当に売上UPに繋がる」脱毛機器を徹底比較してランキング形式で掲載しています。

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