IT導入補助金について
エステサロンの業務効率化において欠かせないのがITツールです。しかし、ITツールの導入には莫大な費用がかかるケースも少なくありません。そこでおすすめなのがIT導入補助金の活用です。
本記事では、エステサロンで利用できるIT導入補助金について解説します。
エステサロンが利用できるIT導入補助金とは?
IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者の業務効率化・売上アップを目的として、国がITツールの導入費用の一部を補助する制度です。
エステサロンもIT補助金を活用することができます。IT補助金を活用すれば、予約管理システムや顧客情報管理ツール、会計ソフトなどをコストを抑えながら導入できます。
導入可能なITツールは事前に登録されたものに限られており、一定の要件を満たす必要がありますが、条件に合えば最大で数百万円の補助を受けられることもあります。
エステサロンが導入できるITツールの種類
エステサロンでは、IT導入補助金を活用して様々なITツールを導入することができます。具体的には以下のようなITツールの導入が可能です。
それぞれ詳しく解説します。
予約管理システム
予約管理システムとは、予約の電話対応に追われる負担を軽減し、24時間オンラインでの予約受付を可能にするツールです。カレンダー機能があり、スタッフの空き状況を自動で表示できるため、スケジュール管理におけるミスが少なくなります。
キャンセル待ちの自動通知や、リマインドメールの配信機能があるものも多く、顧客にとっても多くのメリットがあるツールです。
顧客管理システム(CRM)
顧客管理システム(CRM)とは、来店履歴や施術内容、肌の状態、購入商品などの顧客情報を一元管理できるツールです。カルテを電子化して保存できるため、紙を管理する手間がかかりません。重要な書類を紛失するリスクも少なくなります。
顧客に対してアプローチを行う際にも活用でき、リピーターの獲得や売上アップに繋げることも可能です。
会計・レジシステム(POSレジ)
現金・クレジットカード・電子マネーなど、多様な決済方法に対応したレジシステムも補助金の対象です。売上データの自動集計や在庫管理との連携が可能なものもあり、経営状況の可視化に役立ちます。
スタッフごとの売上分析が可能なシステムを導入すれば、業務改善に繋げることも可能です。お客様とスタッフの双方にとってメリットがあるツールといえるでしょう。
業務効率化ツール
シフト管理や勤怠管理、給与計算といったバックオフィス業務を支援するクラウドツールも対象となります。業務効率化ツールを導入することで、事務作業にかかる負担を軽減し、施術や接客に集中しやすくなります。間接的にエステサロンの満足度向上にも繋がるでしょう。
SNS連携ツール・マーケティングツール
LINE公式アカウントやInstagramなどと連携し、顧客への情報発信をスムーズに行うためのツールもあります。キャンペーン告知や来店促進、アンケート機能などを通じて、顧客との関係性を深めることが可能です。
IT導入補助金の申請方法
IT導入補助金を利用するためには、定められた手続きに則って申請をしなければいけません。ここでは、IT導入補助金の申請方法を手順ごとに詳しく解説します。
事前準備を行う
まずは自社が補助金の対象となるかどうかを確認し、必要な情報や書類をそろえます。具体的には、法人番号、売上や従業員数などの事業情報、過去に補助金を受けていないかなどをチェックする必要があります。
また、gBizIDプライムアカウントを取得する必要があるため、早めに準備を始めるのがおすすめです。
IT導入支援事業者を選定する
補助金の申請には、国に登録された「IT導入支援事業者」との連携が必須です。導入したいツールが登録されているかを確認し、導入支援をしてくれる事業者を選びましょう。
事業者が申請手続きのサポートも行ってくれるため、信頼できる事業者を選ぶことが、申請をスムーズに行う上で重要なポイントです。
申請内容の確認と作成
IT導入支援事業者と相談しながら、導入するツールの内容や費用、事業計画(ITツールの導入による業務効率化や売上向上の見込み)などを整理して申請書類を作成します。具体的な業務課題とITツールの関係性を明確にすることが重要です。
IT導入補助金の申請
準備が整ったら、IT導入補助金の公式ポータルサイトからオンラインで申請を行います。必要な書類を提出し、申請内容を入力したうえで、電子申請を完了させます。申請後、審査期間を経て交付が決定されます。
交付決定後にITツールを導入
交付決定の通知を受け取った後、実際にITツールの導入と支払いを行います。交付決定前に契約や支払いを済ませないよう注意が必要です。
事業実績の報告と補助金の受け取り
導入が完了したら、報告書の提出など、成果に関する情報を記載した実績報告を行います。報告が受理されると補助金の支払いが行われ、すべての手続きが完了します。
IT導入補助金の対象にはならないケース
IT導入補助金は便利な制度ですが、利用するためには規定を守らなくてはいけません。以下のようなケースだと、申請を行っても補助金が利用できない可能性があるので注意が必要です。
それぞれ詳しく解説します。
交付決定前に契約・導入・支払いを行っている
補助金は「交付決定を受けてから導入を行う」ことが原則です。交付決定前にITツールの契約を結んだり、支払いや設置を済ませてしまったりした場合は、補助金の支給対象外となるので注意しましょう。
補助対象外のツールを導入しようとしている
IT導入補助金で対象となるのは、あらかじめ登録されたITツールのみです。例えば、業務改善と直接関係のない機器や、単なる娯楽目的のアプリなどは補助対象に含まれません。
また、ソフトウェア単体でなく、導入に関する支援やアフターサポートなどもセットになっていることが要件となる場合があります。
対象となる事業者の要件を満たしていない
補助金は中小企業や小規模事業者を対象としており、法人形態や従業員数、資本金などに一定の条件があります。資本金が過大であったり、従業員数が基準を超えている場合には対象外となります。
個人事業主でも要件を満たせば申請可能ですが、確認が不十分なまま申請すると、後で不備を指摘される恐れがあるので注意しましょう。
過去に不正利用や不備があった
過去にIT導入補助金や他の補助金制度で不正受給や虚偽申請があった場合は、対象外となる可能性があります。
また、書類の不備や虚偽記載が見つかった場合も、申請が取り消されるだけでなく、ペナルティが科されることもあります。IT導入補助金の申請書類は正確に記入するようにしましょう。
IT導入補助金を活用してエステサロンの業務効率化に繋げよう
IT導入補助金を活用してITツールを導入すれば、エステサロンの大幅な業務効率化に繋がります。ITツールの導入が進んでいないエステサロンは少なくありません。競合サロンと差別化をするという意味でも、早めにIT導入補助金の要件を確認し、申請を行ってください。

この記事の執筆者
業務用脱毛機器アカデミー編集部
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