永久脱毛は永久に毛が生えてこないことを保証するものではない
医療脱毛(レーザー脱毛)や電気針脱毛(ニードル脱毛)で良く言われる「永久脱毛」。光脱毛と一線を画しているところでもありますよね。
しかし、永久脱毛は”永久に毛が生えてこない”という解釈ではありません。
永久脱毛でも毛が再生する可能性は十分あります。
電気針脱毛(ニードル脱毛)はある程度永久性が証明されているけど……
電気針脱毛(ニードル脱毛)は100年以上ある歴史の中である程度、永久性が証明されています。
しかし、医療脱毛(レーザー脱毛)や光脱毛(エステ脱毛)が当たり前になった現代で、電気針脱毛(ニードル脱毛)で全身脱毛するという方はなかなかいません。
肌や毛穴に対するリスクも高いですし、近年は技術者が少ないです。今後もどんどん需要や市場が下降していく見込みですから、導入するサロンも減っています。
まだ誰もわからない医療脱毛(レーザー脱毛)がうたう「永久脱毛」
医療行為とされる、俗に言うレーザー脱毛は光脱毛よりもパワーが強く、その威力故に医師や医師から直接指導・指示を受けた看護師しかできません。この強いパワーで発毛組織を破壊するとも言われています。
理論上は18回~20回程度照射が必要と言われる光脱毛より少ない回数で済み、人件費や永久と呼ばれるその価値、脱毛機のコストにお金がかかります。
しかし、実際には全く未知です。
こちらで何度かお伝えしている通り、レーザー脱毛がはじまったのは約20年前。人生100年時代と言われる時代で、永久性の証明はあと最低80年は不可能です。
じゃあどうやって「永久脱毛」は定義された?
永久脱毛はアメリカの2つの機関によってそれぞれ決められ、日本国内でもその基準に沿って定められています。
永久脱毛は「最後に施術してから1ヵ月後の毛の再生率が、20%以下である脱毛法」
これはAEA(米国電気脱毛協会)が定義しました。
1958年に設立された電気脱毛士団体です。加盟国は日本をはじめとした10か国以上。
意外とハードルが低いように思えますが、どうでしょうか?
永久脱毛は「脱毛施術3回を行った半年後に67%(2/3)以上の毛が減っている脱毛法」
こちらはアメリカの政府機関であるFDAが定義しました。
日本で言う厚生労働省のような機関です。
つまりこの2つのどちらかに当てはまれば2019年現在、永久脱毛とうたうことが可能です。それに当てはまる脱毛法が今のところ、理論上は医療脱毛(レーザー脱毛)と電気針脱毛(ニードル脱毛)なのです。
「永久脱毛」は今後どうなる?
アメリカではなく、日本基準で新しい定義がつくられる可能性もあります。
新しい脱毛方法が開発されるかもしれませんし、今後、光脱毛が永久脱毛として定義される時代がくる可能性もゼロではないでしょう。
わたしたちが生きている間に大きく動くのかは分かりませんが、この先の時代も脱毛需要が消えることはないと思います。技術の発展や、業界の進歩が楽しみでもありますね。
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